転校先にいた幼馴染【あんスタ】

13話 ページ14

ゆうたside


朝、Aが休みと聞いた。


疲労による熱と聞いたけど、そんな軽いことで休むのかな。

ただ、Aが転校してくる前と同じような状況なのに、何か物足りなかった。



ひ「ゆーうたくーん！」

兄貴がいつもの用に俺を呼ぶ。

ゆ「はぁ…。元気だよな。兄貴は…」





ひ「ねぇねぇ、ゆうた君。放課後、Aのお見舞い行かない？」

ゆ「いいかも。でも家分からないよね。」

ひ「転校生さんに案内してもらえばいいよ。だって一緒に住んでるみたいだし。」

ゆ「そっか。OK」

…そういえば…A家で一人なのかな？

熱あるのに…平気なの？





キーンコーンカーンコーン×2

ひ「お。そろそろ戻るか。またねゆうた君！」

ヘラヘラと笑いながらひらひら手を振っている兄貴に同じように手を振った。

ゆ「また後でね。兄貴」


教室に入るとまだガヤガヤしていた。

宙「 HaHa〜☆Aさんの事心配ですか？」

ゆ「うおっ？！」

席に着いた途端に宙君に話しかけられて驚いた。

宙「ごめんなさい。驚かせるつもりじゃ…」

ゆ「あーうん。分かってるよ！大丈夫。」

謝られると困る。はぁ。

ゆ「えーっと、Aのことだっけ？うん。心配だよ。一応、幼なじみだし。いきなりどうしたの？」

宙「ものすごく、心配そうでした。深い青色のような〜」

ゆ「そう？あ、本鈴なるから席に着いた方がいいよ？」

宙「はーい。」

終始ニコニコしていた宙君。
いきなり来てさーっと戻って、なんかつかめないな〜。

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