さんじゅう ページ30
★
またそうやって玲於くんは。。。
ずっと傍に居てくれるって期待しちゃうよ
他の人を好きにならないでってまた思っちゃうんだよ
A『ねぇ。。。玲於くん、、』
玲於『どした、、また怖くなった?』
A『うん。。』
怖いのはね、、玲於くんがエリカちゃんのとこに行っちゃうことだよ。
玲於『仕方ねーな、、、』
A『、、ぇ』
仰向けの私に近づいてきた玲於くん、、ねぇ本当に近すぎっ!
まさか、、このまま抱きしめてくれたりする?
それとも腕枕とか?
頭撫でてくれるとか?
そんなこと考えてる私は頭おかしい
心臓が一気に早くなって、身構えて固まってたら。。。
やっぱり間違わない玲於くんは こっち向きで自分は肘立てて頭乗せながら優しく見下ろして 私の肩をポンポンて優しく叩きながら 小さい子寝かしつけるみたいに。。。
A『玲於くん。 私 子供じゃないんだから、、』
玲於『...そうだっけ?』
A『 何かお母さん?みたい。』
玲於『だろ。 玲於ママ?』
A『やだよこんなママ!』
玲於『そんな子に育てた覚えはありません。早く寝なさい。』
A『フフフッ、寝れない(笑)』
こんなピッタリくっつくくらいの至近距離で見下ろされてたらドキドキして寝れない。
でも呼吸と玲於くんの手の動きが合っててすごく気持ちいい。目を閉じても安心する。
ぎゅってしてもらえなくても、きっとこうやってもらえるのは私だけかもしれないとか また都合よく解釈するんだ。。。
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玲於『...寝れないとか言って秒で寝てんじゃん。。』
安心したように寝息立ててどんだけ無防備だよ。
いつまでも子供扱いってAは怒るけど こうやって子供扱いしてなきゃ俺がもたない。。。
本当は、、、、、
やっぱ俺もろくなこと考えてない大学生だわ。しょーもな。
ちゃんとお兄ちゃんでいなきゃ。。
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いつもの携帯の目覚ましで起きる朝
目を開けたら隣りには玲於くんの綺麗な顔。
ダメだってわかってるのに どうしても、、触れたくて
柔らかい髪を撫でて、高い鼻と少し赤い唇に指を滑らす。
眉毛が動いて、一瞬歪んだ表情。起きちゃうかも
玲於『、、何してんの?』
うっすら開いた目と目が合って 私の手が捕まった。
A『、、えっと、綺麗な顔だなって。』
玲於『触りたくなった?』
A『...うっかり触っちゃった。』
玲於『、、、うっかり』
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作者名:にゅす | 作成日時:2018年10月6日 0時