王子なんてくそ食らえ３【佐野玲於】 (ページ42)

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よんじゅうにページ42

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初めて会った時。

忘れもしない、私も玲於の第一印象は最悪だったの。

玲於『でも自分にはない才能にすげーなとも思った。』

私が話したいのに、話し出した玲於を止められない。

玲於『しゃべってみたら自分が人見知りなの忘れるくらい自然になれてさ、、、

純粋で一生懸命だったり、どっか抜けててほっとけないって思ったり、笑った顔すげー目が離せなかったり、一緒にいると心地よくて。』

それ私のこと？

何それ。そんなこと思ってくれてたの？

玲於が？、、、

もう友達としか見てくれなくても、そんなこと思ってもらえてるならそれだけで幸せ。。。

玲於『王子様だっけ？ Aも自分で涼太のこと王子様みたいって言ってたし、お前の理想には涼太がピッタリだと思った。』

涼太くん？私も涼太くんは王子様だと思ってた。

でも私が本当に好きになったのは王子様じゃなかったの。。。

玲於『つか、、、お前彼氏いるし。』

A『私？え、、いないよ！』

玲於『自然消滅って、、ちゃんと別れてないんでしょ？』

えっ、待って！！まさか彼氏持ちって...

まさかね。。

、、、今玲於は何を言おうとしてるの？

玲於『俺には王子様なんて無理だし、優しくするって言ってもそんなん慣れてねーし、、、結構頑張ったんだけど？

...俺こんなに積極的になったの初めてだわ。』

A『それ...どういうこと？』

玲於『、、、だから、Aが好きだっつってんの。』

A『は？、、、』

耳壊れちゃったかな？それとも聞き間違いとか？

また勘違いすんなっていつもみたく言うんでしょ？

玲於『...すげー好き。』

A『嘘、、、でしょ？///』

玲於『嘘じゃねーから。、、、何回も言わせんな。』

玲於が私を好き？

ウソだ。夢みたい。信じられない！！本当に？

熱があるから夢だったとかそんなことない？

神様！奇跡だ。

どうしよう。嬉しすぎて幸せすぎて涙が止まらない、、、

A『わ、わたしも、、玲於が好き、、、大好きです。』

やっと、、やっと言えた。

玲於が好きだって私ちゃんと言えた。

玲於『あーもー、泣きすぎ。』

A『だって。。。』

玲於『でも俺、お前の言う理想の王子様なんてなれない。』

A『玲於は王子様じゃなくていいの。いつも助けてくれる私のヒーローだから。。王子様よりすごいの。』

玲於『何だそれ(笑)』