検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:285,230 hit

41 ページ44

それを見た直後、後ろから再び鬼の声がきこえた。





鬼「ぐひひっお前の脳髄を耳からぢゅるりと啜ってやるぞォ」





ヤバイと思ったと同時にすぐ側でばつんという音がきこえた(だけかもしれない)。
音のした方を見ると、遂に善逸が声も出さずにうつぶせになっていた。






正「善逸さん!?善いっ…」





そう言って正一が善逸を仰向けにすると、善逸は鼻ちょうちんを出して寝ていた。




貴方「(う、嘘……でしょ…)」





鬼「何だそいつはぐひゃは!!死ね!!」





余りの衝撃に動くのが遅れてしまったA。鬼の舌はとても速く、こちら側に襲いかかってきている。







正「わああああ!!善逸さん起きてよ!!」





正一がそう叫ぶと、襲いかかってきた舌はぶつんと切れて畳に落ちる。






鬼「ぐぎゃっ」







何が起こったのか全く分からずにいると、先程まで寝ていた善逸がいつの間にか立ち上がっていた。
すると善逸は刀を抜く構えをした。



すると今度はシイィィィと音を出し始めた。





正「善逸さん………」






”雷の呼吸 壱ノ型





霹靂一閃”







技を繰りだした善逸は、目にも止まらぬ速さで鬼の頸を切った。その頸がゴトンと落ちる






貴方「はや…」







善「んがっ









ギャーッ死んでる!!!」





貴方「ちょっ…うるさい」





善「急に死んでるよ何なの!?もうやだ…


はっ…もしかしてAが…?」




どうやら本当に寝ていたようで、さっきのことをまるで覚えていない





貴方「違うよ、善逸が

((善「嘘!?えっ…正一君…まさか…








ありがとう助かったよ〜!この恩は忘れないよ〜〜っ!こんな強いなら最初に言っといてよ〜〜」」






私を遮った挙げ句ひどい勘違いをしているが、別にいいかと思い、私達はまた歩き始めた。









(眠ると強くなる男 我妻善逸




普段は緊張や恐怖で体が強張りうまく動かせない…






命の危機を前に緊張・恐怖が極限を越えると失神するように眠りに落ちる)

42→←40



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (282 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
592人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 原作沿い ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夜百合 | 作成日時:2017年12月1日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。