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その後正一くんに引っ付き続ける善逸を
何とか引きはがして、色をたよりに炭治郎の元へ行こうとするA
だがその間にもポンポンと部屋が変わっていく
貴方「これじゃ埒があかないんだけど」
善「炭治郎を探す前に早く外へ出ようよ〜
きっと炭治郎は大丈夫だって!ね!?ね!?
…ごめん俺が悪かったからそんな顔で見ないで!!!」
ヘタレにも程があると思う
よし、正一くんはなにがなんでも私が守ろう
そんな会話をしているとまたもや部屋が変わる。と思いきや一気に視界が明るくなる。
えっ、と驚くのも束の間、目の前に広がる青い空に、自分自身が外に投げ出されたことを理解した
貴方「(嘘でしょ…!?しかも二階から……)
正一くん!!!!」
正「はっはい!!!」
私は正一くんの名前を呼び手を差し出す。
その手に掴まった正一くんを引き寄せ、抱き締める形で正一くんを守る
ヤバイ、頭から落ちる…!!そう思った瞬間、何かに包まれる様な感覚があった。
その直後地面に衝突するが痛みはなく、自身の下を見てみると、そこには頭から落ちて気を失っている善逸がいた
貴方「ちょ、ちょっと、善逸、善逸!」
正「善逸さん!!」
正一くんと共に呼び続けるがなかなか起きない。どうすればいいのか分からないが、頭を怪我しているようなので、傷口が地面に触れないように、自身が着ていた羽織を善逸の頭の下に敷いてやる。
そんなとき先程までいた屋敷の扉からバキャッと音をたてて猪頭が外へ出てきた
??「アハハハハハ!!鬼の気配がするぜ!!
!!
見つけたぞオオオ!!!」
そう叫ぶ猪頭の視線の先には禰豆子のいる箱があった。これはいけないと思い、私は箱の前へ飛び出した
貴方「やめて!!!この箱は大事なものなの!!手を出さないで!」
??「そんなの関係ねぇ!!その中には鬼がいるんだ、さっさとそこを退きやがれ!!!」
貴方「いやだ!絶対に退かない!」
そう言うと、猪頭は私を箱から遠ざけようとボカスカ蹴ってきた。初めは防御していたものの段々と辛くなり、ついに猪頭の蹴りが鳩尾に入り、遠くまで飛ばされてしまった
薄れゆく意識の中、いつの間にか起きていた善逸が、猪頭のもとへいく姿だけが目に映った
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作者名:夜百合 | 作成日時:2017年12月1日 21時