【鬼滅の刃】赤髪の少女 (ページ3)

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気づいた時には雪の中に真っ赤な色が広がっていた

家の中、家族の体、そして自分にも
赤色は広がっていた。

痛い、いたい。
怖い、痛い、苦しい、嫌だ。

そして意識はプツンと切れて、
目を覚ました時には知らない人の顔があった

咄嗟に離れようとしたが両腕を後ろで掴まれていたため、不可能だった

ふと辺りを見渡すと、すぐ側で炭治郎と禰豆子が倒れていた。

そして禰豆子は見覚えのない竹をくわえていた。

貴方「どういうこと…」

「!？…お前、さっきまで鬼になっていたはずじゃ…」

先程から両腕を掴んでいる人が口を開いた

鬼…？一体何の事だ。
鬼なんているわけがないだろう。ましてや私が鬼なんて……

貴方「貴方が二人を…？」

「安心しろ。死んでいない。
俺の名は冨岡義勇。お前の名は？」

改めて見てわかった。
この人の色は綺麗だ。透き通ったような色。
透明に近いけれどしっかり色がついている。

貴方「私は竈門A。冨岡さん、鬼ってなんですか？」

義「鬼とは人を喰う生き物だ。
そして、あそこにいる妹の方は鬼になった。」

貴方「禰豆子が鬼……？人を食べる…？」

そんなこと、起こるわけ……

義「そしてお前も、先程までは鬼だった」

双子の片割れである禰豆子と、そして自分自身も人を喰う鬼だと言われ、Aは混乱する

だが確かに、腹にあいていた穴も切断された足もくっついている

鬼になったとでも言わないとあり得ない状況だ

義「まあ、混乱するのは仕方ない。
俺だって初めての事で混乱している」

貴方「あの…これからどうすればいいですか」

義「お前の兄を鬼殺隊に入れる位鍛えようと思うが、生憎俺は時間がない。

だから鱗滝さんという人の家に行ってもらう。もしお前も強くなりたいと言うのなら一緒に鍛えてもらえ」

お前は鬼なのか人なのか分からないからなと
冨岡さんは笑っているのか微妙に顔を歪めた。

この人の表情は分かりにくいなと思いつつ、ありがとうございますとお礼を言った。