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次の日から、剣士を育てる育手である鱗滝さんに鍛えられた。
鱗「鬼殺隊に入るためには"藤襲山"で行われる"最終選別"で生き残らなければならない。"最終選別"を受けていいかどうかは儂が決める」
その最終選別のために私と炭治郎は山を下りる。罠は難易度が上がっていくし、刀を持って下山しなければならなくなったりもした。
他にも刀の素振りや受け身、呼吸法なども教わった。この呼吸法"全集中の呼吸"が厄介で、他の事は繰り返しやれば身に付いていくのになかなか上達しない。
貴方「何が違うんだろう…」
鱗「もしかしたら、肺が弱いのかもしれないな」
貴方「肺が…弱い…」
鱗「肺を強化するのも兼ねて、お前は四六時中"全集中の呼吸"をしろ。じゃないと時間がかかりすぎる」
それから毎日ずーっと"全集中の呼吸"をしていった。そうして私は"全集中の呼吸"を会得した。
それから禰豆子が目覚めなくなって半年が経った。
医者を呼んでもらったが、異常はなくてそれが余計に私達兄妹を不安にさせた。
そして一年が経って、鱗滝さんは私達に岩を斬れと言った。しかも、私は炭治郎が斬る岩の1.5倍の大きさだった。
鱗滝さんはそれ以降何かを教えてくれることはなかった。
貴方「(岩って斬るもんじゃないよね。まだ砕く方が現実的なんだけど)」
でも鱗滝さんの言った事だから斬れるのだろう。ならどうやったら斬れる。頑張って思考を巡らせるが中々答えは出てこない。
それからは、鱗滝さんに教えてもらったことを繰り返した。
だがある日、一人の女の子が現れた。
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作者名:夜百合 | 作成日時:2017年12月1日 21時