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A「・・・・よし」

そういってAが筆を置くと誰もが息を飲み込んだ。

Aだけが静かに鞄を持ってドアノブに手を掛けた。

しかし、動けないでいた。

英智「A。僕を助けてくれないかい?」

A「・・・だから、そんな資格は・・・・」

英智「じゃあ僕がこれからさっきみたいなメイクや演出でライブをしていくことに君が耐えられるのかい?許せるのかい?」

A「馬鹿言わないで頂戴!こんなはちゃめちゃなライトの使い方や演出!加えて割れやすいメイク!この二つのどこに貴方達が輝く未来が見えるのよ!」

Aはズンズンと進んで演出の企画書を男子生徒に叩きつけた。

A「私よりいい演出とメイクができるですって?お生憎様ね。この程度でfineを魅せられるならこの学院のトップに居なくてよ。貴方達のメイクを受けてからライブに出るよりすっぴんで出た方が絶対的にマシだわ。それと」

と男子生徒の化粧道具からいくつか手に取って並べて行く。

A「誰もが貴方達みたいに強い肌を持っているわけではなくてよ。こんなもの使ったら痛みやかゆみでライブどころじゃなくなる人もいるのよ?」

Aはメイクスポンジを一つ取り出して何も手を付けられていないそれを男子生徒たちに塗りたくる。

A「そのままで残りの午後の授業を受けてからここに来なさい。一人でもその下地を落としてごらんなさい。貴方達にfineのメイクをする権利はなくてよ」

男子生徒たちのうち二人は顔を真っ赤にして耐えている。

そして何かを言いかけたが。

「む、無理だ!!かゆい!痛い!!」

と叫んで生徒会室を出て行く。

A「これがさっきみたいに厚塗りされてたかと思うと身の毛もよだつわ」

「こんの女!!!」

と1人飛び出してきた。

蓮巳「よせ!!」

Aは胸倉を掴まれそうになったが逆に相手の胸倉を掴み思い切り床に叩きつけた。

A「女だからって皆が皆か弱いわけじゃなくてよ」

蓮巳「・・・・A、もう伸びている」

あら、と男からどけて離れる。

A「正当防衛になるかしら」

蓮巳「普通なら過剰防衛だが状況も状況だ。見なかったことにする」

A「そう。それじゃあ戻るわね」

と戻って行った。

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dragonkotataka(プロフ) - 失礼なのは承知ですが、お話の内容があまり頭に入ってきません (2020年6月9日 19時) (レス) id: c8b2391e71 (このIDを非表示/違反報告)
大貴@眠い(プロフ) - なずなくんの漢字が違います。仁兎って書きます。読み方は、あってますが。。。なずなくんの推しとしては、間違えて欲しくなかったです。ごめんなさい。 (2019年9月20日 17時) (レス) id: ffd2ea8bcc (このIDを非表示/違反報告)
蜂の巣 - すみませんが【32話】が抜けてますよ。 (2019年9月4日 23時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:弥生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hakuoukiyayoi http://  
作成日時:2019年8月10日 17時

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