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Aからスマホを受け取った根津は、電話の
相手と話しをし始めた。
リカバリーガールは、不安と恐怖に顔を青く
染めているAに、優しく声を掛けて
安心させようとした。
リカバリー「不安だと思うけど、安心しとくれ。
何も傷つける訳じゃないんだ。
・・・今更だけど自己紹介でもしようかね?
私は、リカバリーガール、個性は、治癒さね。」
『鳴海 Aです。個性は、ありません。』
リカバリー「無個性か、珍しいね。」
『そうでしょうね。』
リカバリー「おや・・・話は、終わったのかい?」
根津「一応だけどね。」
根津は、話を終えて、疲れた顔をして
溜息を漏らし、Aに向き合った。
根津「鳴海君には、申し訳無いけど
僕達のせいと、誰かさんの勝手な都合に君を
巻き込んじゃったみたいなんだよね。」
『帰れる、んですか?』
根津「・・・分からない。」
『そ、そんなっ。』
リカバリー「どう言う事だい?」
根津の話に疑問を持った、リカバリーガールが
そう聞くと根津は、申し訳なさそうな顔をして
説明をした。
根津「鳴海A君は、この世界の
人間じゃないらしく“異世界人”
つまりトリップして、来た人らしいんだ。
そして、どうしてトリップしたのかは
この世界の最悪の未来を、回避する為に
・・・・
無理矢理、連れて来られた、被害者さ。」
その説明を聞いた、リカバリーガールは
溜息をついた。
そしてAは、下を向いて何も言わなかった。
リカバリー「完璧に、此処に送り込んだ奴の
勝手な都合な上に、私達の為と来た。
この子は、そいつにとって道具かい?」
根津「うん、言いたい事は、分かってる。
鳴海君、君は」
『・・・・・・状況は、理解しました。
私は、どうすればいいんですか?』
根津「此処で保護する以上、安全が大事だからね。
A組の担任、相澤君に君の世話を頼むよ。」
『相澤さん?(マジですか⁉キャラの接触⁉)』
根津「ヒーロー科の先生でね。
あ、この世界の事は、分からないだろ?」
『だ、大丈夫です。一応、知ってますから。』
根津「それは、嬉しいよ。
・・・君を巻き込んだ事を、謝らせて欲しい。
代わりとして、安全の保障を約束するよ。」
根津は、そう言ってAに頭を下げた。
Aは、根津の気持ちは、分かったが
この先の事を知るAにとっては
不安でしかなかった。
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エルサ - 続きが、すごく楽しみです。(ゑ・・・・凄く面白い・・神) (2021年8月7日 22時) (レス) id: e58431ab15 (このIDを非表示/違反報告)
肉 - とてもハマりました体調に気おつけてください (2020年9月3日 22時) (レス) id: 33a07a44b4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - とても面白かったです!!応援してますね!頑張ってください (2019年6月21日 17時) (レス) id: 91c377a003 (このIDを非表示/違反報告)
アニメズ(プロフ) - はい!教えて下さりありがとうございます! (2019年2月7日 17時) (レス) id: dab309a375 (このIDを非表示/違反報告)
不明なストレージ - ちょっと誤字が多いように思えます・・・。何ヵ所かあるのでお手すきの時に確認・修正していただけると嬉しいです。 (2019年2月7日 11時) (レス) id: b3899c8b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アニメズ | 作者ホームページ:みんなの心が私達のホムペだ!!
作成日時:2019年1月11日 12時