《銀魂３Z》メチャモテ番長…ｳｿｳｿ。メチャ夜兎番長！

第25戦 屋上までの道のり。 ページ26

「さぁ、帰ろー！」


放課後になると、Aはにこやかに立ち上がった。


「ん？待てよ？…ぁあ。そうだ。屋上行かなきゃ」


机の小さな文字を思い出したAは、荷物を持って屋上へ向かった。
はずだったが…。


「あっれれぇ〜。屋上どこだっけー。
…私神楽ちゃんに教えてもらったよね？…あれ？うーん…」


屋上に行くだけなのになぜかAは迷子の子猫ちゃん。どうやら極度の方向音痴らしい。
放課後になってから何十分か経ったその頃、屋上にて。


「おっそぃわねぇ〜。あの女何してんのォ〜？」
姫乃朱雀がイライラしながら文句を言っていた。
 
 




それから約30分ほど経過した。


「あ、屋上あったぁー！」


屋上のドアがガチャッと開く。


「あれ？なんで私屋上来たんだっけ？?」


気の抜けた声。その主はAだった。
どうやらようやく屋上に辿り着いたようだ。


「なにあの女ぁ。どんだけ待たせてんのよォ?
すんごいムカつくんですけどぉ。」


Aに聞こえないよう小さく呟いた朱雀。
続けて、今度はAに聞こえるよう声のボリュームを上げ、
「Aちゃぁん!こっちだょぉ〜!」と叫ぶ。

ゲッブリッ子かよ‥キモっ!とかゆー本心は言わずに、
Aは表情を変えずに朱雀のもとへ駆け寄った。

第26戦 ぶりっ子キャラを朱雀って名前にしたのめっちゃ後悔してる。いい名なのに…。→←第24戦 オトモダチ。

ラッキーアルファベット

X

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す