後白愛里 18 ページ16
ボーダー内をいつものように散策していると、訓練室に見慣れない人影があった。
最初は「え、不審者?」とか思ったけど、それはない。
だってそばでは、イシスさんや真奈美ちゃんがおしゃべりしてる。
あの2人が不審者を見逃したりするはずがない。
というか皆で食べてるあのコロッケ何?めちゃくちゃうまそうなんですけど!
とりあえず
後白「やっハロー♪3人はこんなところで何してんですか?」
あ、名前挙げんのめんどくさかっただけで、一応もう1人太刀川さんがいたからね!
イシス「おっ、ちょうどいい所に来たわね猫リボン。ちょっと私の弟子と戦いなさい。」
スイマセン、いきなり過ぎて話まったく掴めないんですが。
どういうこと?てかイシスさん弟子なんていたの?!
あたしが頭をフル回転して考えていたのを察してか、真奈美ちゃんが色々説明してくれた。
真奈美ちゃんいい子、凄くいい子!やっぱ後輩って素敵!
あそこの子はカナミンの弟さんで、イシスさんの弟子…はぁ〜
世間って意外と狭いんだね。
とりま、真奈美ちゃんのコロッケを1つ頂戴してから、
イシスさんの名のもと、カナト君(?)に話しかけに行った。
後白「こんにちは〜。夜桜カナト君、であってるよね?」
するとカナト君はビクッと肩を震わせ、
カナト「そうですが…誰ですか、貴方。」
まぁそりゃそうだ。
知らない人からいきなり声かけられたら誰だってビビるだろう。
後白「あー、初めまして!あたしはカナミンのお友達で君の師匠に頼まれ、
今から君と対戦することになった後白愛里です、よろしくね!」
カナト「はぁ、姉貴の友達だったんですか。宜しくお願いします。」
おお!子の子、お姉ちゃんとは違って礼儀正しい!
はんめんきょうし、ってやつなのか?
後白「うん。さっそくだけど、10本勝負でいいかな?」
カナト「はい、いいですよ。その辺は後白さんが決めて頂いて。」
後白「じゃあ普通に勝負ー、は面白くないから賭けでもしよう!」
カナト「賭け、ですか?」
後白「うん、賭け。
あたしが負けたらカナト君がB級になるために必要な分のポイント+勝った回数×100。
ちなみに勝ち負けの基準は〜…そうだね、初めてだしあたしから一本でも取ったらでいいよ!」
カナト「ええ!?そんなルール、
後白「でその代わり、あたしが勝ったら食堂のジャンボイチゴパフェ奢ってね♪」
カナト「…分かりました。」
こうして成り行きでカナト君と戦うことになりました、まる
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作者名:皆が大暴走しています(仮)作者様方々 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuga kanoshi/
作成日時:2015年8月17日 12時