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19. ページ20

中也「...なァA」


『うん?』


中也「...好きだ。」


『はァ?なにが。』


中也「...だから!!!
  お前の事が好きって言ってんだよ!!」



『はァ!?
 いや、いつから?!』



中也「...俺がはじめてお前を見たときから。」



いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや。
嘘でしょ。
嘘嘘嘘嘘。
え!?行動に表してましたその感情?!


中也「表してたわ!!」

...そう言えば中也とはじめてあったときも、話しかけてきたのは中也だった。
最近はたまに一緒に食事とか誘ってくれてたし、お酒も一緒に、



『...あれ、もしかして私結構鈍感で、中也の恋心踏みにじってたってこと?』


中也「自覚なしかよ...。」


『...ありがとう中也。
 でも私には治がいる。
 

 でも、それでも中也は、いつも通りに接してくれる?』


中也「バーカ、お前が太宰が好きで、太宰もお前が好きで、俺の入るとこは無ェ、
  ってのはとっくに知ってる。

  だからこそ、だ。
  この想いを伝えるくらいはしておきたくてな。」


『うん。
 ありがとう。

 もしかしていまこの話をしたってことは、朝の喧嘩となんか関係があるの?』

中也「ああ。
  朝、糞太宰にAとのことについて聞いたら
  〔中也には関係ないでしょ?
  関係無いなら私達の前から消えてくれる?〕
  なんて言ってきやがって!!

  正直に言うがAの事が好きだから俺はAに振り向いて貰えないとしても話してはいたい。」


『うん。私も』

中也「なのにあの糞太宰は消えろ、なんて言ってきやがる。


  なァ、A。
  彼奴最近おかしくねぇか?

  特にお前と付き合い初めてから。」


『そうだ、前治に...』

そう言って一連の治の言動(11話参照)を伝えた。

中也「はァ!?
  お前それから大丈夫なのかよ!?」

『う〜ん、なんとか?
 さっき話したやつのときは自分から«好きの証明»としてキスする事で凌いだけどさぁ。

 別にそれからはなにもおかしい事は無いよ。』


中也「でも気を付けろよ。
  いつでも相談に乗るから。」


『でも会うのは治を刺激するから、携帯で。
 あ、名前は適当に...柏村ちゃんって言う女友達って設定でいっか!!
 バレないよう女口調固定ね。』

中也「あーはいはい。」


連絡を交換し終え、
『じゃあ帰るよ〜、じゃねー!』


そう言い、私は帰路についた。

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設定タグ:文スト , 太宰治 , ヤンデレ   
作品ジャンル:恋愛
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羅暁改(プロフ) - 作りました。本物証明のため、これまでにあげた画像などで根拠をあげています。良ければ。 (2020年7月29日 0時) (レス) id: 459386e54a (このIDを非表示/違反報告)
羅暁(代理) - 更新できないので違うアカで書き直します。羅暁改 という名前のやつは本物です。パクリではありません。 (2020年7月28日 22時) (レス) id: 459386e54a (このIDを非表示/違反報告)
羅暁(プロフ) - 明日?ええ来て欲しくないです来ないで下さい。 (2019年9月1日 23時) (レス) id: 29ef4bacad (このIDを非表示/違反報告)
羅暁(プロフ) - 昨日はミジミラ行って、帰ってきたら泥のように寝た。 (2019年9月1日 13時) (レス) id: 29ef4bacad (このIDを非表示/違反報告)
羅暁(プロフ) - トップのイラスト見える? (2019年8月30日 13時) (レス) id: 29ef4bacad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:羅暁 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?mailchkd=1  
作成日時:2019年7月30日 18時

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