「やばいこのままじゃ！」『出久君大丈夫か？何しようとしてんだ？』 ページ8
ドォォォン
ガシャャャン
『こっちの方はやっぱり怪我人も多いな･･･おい、大丈夫か？』
「あ、ありがとう！」
『瓦礫は退かす。歩けるか？』
「な、なんとか･･･」
『なら、運んでやれなくて悪いが安全な所まで自分で歩いてくれ。』
「スマァァァッシュッ！！！」
ドゴォォォォッ！
『？！』
あそこまでのパワーで攻撃できたのか！
『ふっは･･･ははははっ！！最高だよ！』
緑谷出久、君は私が思った以上に強い。最高のヒーローになるよ。
「うわぁぁぁぁぁあ！？」
『ん？え、ちょ落ちてくんの！？』
待て待て、そこまで結構な距離なんだよっ！
『クッソ、間に合えっ！！』
「うわぁぁぁぁぁ！？」
いやオールマイトの力だぞ！着地くらいお茶の子さいさいさいさいさいさい、砕！？
「でぇぇぇぇっ！！」
そうか、馬鹿か僕は！たった10ヶ月ギリギリ収まっただけなんだ！借り物の力、収まっただけ！一瞬でも思い上がった！僕はまだスタートラインに立つ権利を与えられただけだ！
「うぅぅぁぁっ！」
考えろ･･･デトロイトスマッシュ！右手と両足は壊れた、無事着陸しても僕はまだゼロポイント、左手も壊れたら合格は出来ない！
「うぁぁぁぁぁぁぁああああっ！！」
『出久君！！』
パンッ！
「ブフッ！？」
『え！？』
フワッ
「っぅ･･･かい、じょっ」
ストンッ
「うっ、おぇぇぇぇっ」
『お、おい大丈夫か！？』
なんでこの子吐いてんのか分からんが、取り敢えず助かった。重傷者だけども･･･
「せめて、ワンポイントだけでも！！」
『え？』
「試験、終了ぉぉ！」
ドサッ
『！おい、大丈夫か？出久君！？』
取り敢えず2人まとめてリカバリーさんとこ連れてくか。にしても、ワンポイントってまさか･･･
「はーい、お疲れさま〜グミだよ、グミお食べ。」
「あ、あざっす。」
「おやまぁ連れてきてくれたのかい？」
『治してやって下さい。ひどい怪我なんだ。』
ここまで反動がきてるとは、やはり大分無理させたな･･･
「はいよ、チユュュー」
これで何とか大丈夫だろう。焦って出久君の名前とか呼んじまったよ･･･あの女の子に怪しまれる前に帰ろ。
『激おこじゃん。』「うるせぇ。」→←『まさかこの年でまた受験するとはね･･･』
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作者名：ルキウゲロフォカレ | 作成日時：2017年9月29日 23時
