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007 『確信と不安』 ページ9

目に写る光景が理解出来ずただ呆然と立ち尽くす私を見て、満足そうな顔した霊夢は堂々とした口調で話しかけてきた。


 「しつこいようだけどここは幻想郷、貴女のいた世界とは違うわ。貴女のいた世界に空を飛ぶ人間
  がいる? 納得······出来たかしら?」


 今見た光景、夢ではないその光景を『現実』と受け止めた私に選択肢は一つしかなかった。


 「······はい···」


 


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 十分後、霊夢の努力によって何とかここが『異世界ではある』と信じれた私はこの世界について説明を受けていた。


 「―――――だから、この世界は異世界というのとはちょっと違うわ、結界の力で入ることも
  認識することも出来ないだけ」


 前言撤回、どうやらここは異世界ですらないようです。


 「···で、分かった?」
 「え、あ、はい」
 「あー···そういうのいいから」
 「??」
 「喋り方、あと霊夢でいいから、皆そう呼んでるから。まぁそいつらに許可はしてないけどね」
 「······分かった、霊夢、じゃあ最後に質問してもいい?」


 これまた霊夢のお陰でいつの間にか仲良くなれた私は、霊夢が「いいわよ」と言ってくれたので質問する。ある意味最も重要な、聞きたかった質問。返答次第で今後の生活の仕方、大きく言うと人生が変わる。


 「元の世界には帰れるの?」
 「······」


 ···無言、やっぱり、そう考えていた私に返ってきた返答は予想していたものとは少し違うものだった。


 「多分普通に帰れるわ、でも···」


 霊夢が先程までの口調とは違い口を濁す、無言だった辺り、「でも···」の部分の内容は大きいのだろう。


 「あくまで予想なんだけど戻ったとしてもすぐこっちにとばされると思うわ、恐らく貴女がこっち
  に来てしまった利用···というより方法は人為的なものでしょうから。予想とはいえほぼ確定して
  るようなもにだわ、私ともう一人結界を管理している奴がいるんだけどね、きっとソイツの仕
  業よ。貴女を見付けたのだってソイツの妖気を感じたからだもの」


 ······どうやって生きていこう···

008 『安定終了』→←006 『恐怖の光球』



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阿須波(プロフ) - 雪猫さん» うぐ……言うてくれるな (2016年11月25日 18時) (レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 阿須波さん» だねw誤字脱字無くなったと思ってたのにw (2016年11月25日 17時) (レス) id: 4502338fd1 (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - 雪猫さん» ぽっちゃりみたいになってしまった(笑) (2016年11月25日 17時) (レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 阿須波さん» ぽったりになってるよー←ぴったりの間違いでは? (2016年11月25日 17時) (レス) id: 4502338fd1 (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - レモンジュースさん» いやー僕の名前実在の神様の名前を元にしてるんだけどこのストーリーにぴったりだったからw ちなみに足場と旅立ちの神様で宮中の守護神、夜久さんにぽったりでしょ?w (2016年11月25日 17時) (レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:阿須波 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年10月24日 23時

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