【文スト腐】旧双黒カップルがE組に行く話 (ページ13)

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・side渚※途中までページ13

中原さんはそう云って1つの空いてる席に座り持っていた本を開き始めた。

夏美「中原さん席予約してたの？」

中也「んなわけねえだろ。てか図書室に予約必要とか訳判んねえし。」

瀬尾「おいお前。E組の癖に生意気過ぎないか？」

中也「だから好きでE組になった訳じゃねえって云ったろ。俺を其奴等と一緒にすんな。」

荒木「ほぅ...つまり君は期末テストに自信があると云う事かな？」

中也「だったらなんだ。」

荒木「こう云うのはどうかな？俺達A組と君等E組、5教科でより多くの1位を取ったクラスが負けた方に何でも命令できる。ってのは。」

中也「....くだらねえ。」

中原さんはそう云って本を閉じると席を立った。

中也「悪いが俺はそんな賭け事はしねえ。ま、其奴等は判らねえけどな。てか、本も静かに読めねえのかよ。来た俺が馬鹿だった。」

中原さんはそのまま図書室を出て行き、僕等はその後なんやかんやでA組と勝負する事になった。

そしてこの騒ぎは忽ち全校生徒の知る所となった。

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【自宅】

中也「図書室に行った俺が馬鹿だった。」

太宰「災難だったようだね。」

太宰はそう云いながら牛乳を飲む中也の頭を優しく撫で始めた。

中也「結局E組はあの賭けに乗った訳だが、まあ俺には関係ねえ事だ。」

太宰「勝った方が何でも1つ命令できる...か。彼等は何を希望するのだろうね？」

中也「んなもん知るか。」

中也は牛乳を飲み終えるとすぐに太宰へ抱き着いた。

太宰「中也、何時から甘えん坊になったの？」

中也「悪いかよ...」

太宰「真逆。けどあの時電話を掛けて正解だったよ。中也の寂しいって言葉が聞けちゃったんだもん。」

中也「あれは...手前だって俺が任務行くと何時も寂しがってんだろうが。」

太宰「え、気付いてたの？」

中也「バレバレだっつうの。」

太宰「もう本当に中也大好き！！」

中也「うわっ！きゅ、急に抱きしめんな馬鹿！！」

太宰「だってだってもう中也が大好き過ぎて...」

中也「う、うるせぇ...(顔を赤くして)」

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