逃げ出した少女、捜索中。【あんスタ】

その少女、逃亡中につき ページ1

某日、夢ノ咲学院３年Ｂ組。

放課後につき生徒達は各々の用意をしていた。
そんなクラスにやってきたのは、１年で流星隊の南雲鉄虎。


「おーっす、大将！

今日はレッスンなんで、部活遅れますっス！」

「おう。分かった。」

「じゃあ、お先っ…あ！あの、大将」

「なんだ、鉄」

「毎回思うんですけど、大将の隣の席ってなんで人がいないんっスか？」


南雲鉄虎の言葉に反応したのは、クラスに残っていた人全員。鋭い目付きで、南雲を睨みつけた。

「ひぇ、な、なんすか？地雷っスか？すみません！」

「てとら、『そのはなし』は『れっすん』のときにおはなしします。

いきましょう」

「わわっ、深海先輩力強いっス〜！」

グイグイ引っ張られて練習場へ向かった深海と南雲。

残されたＢ組の人間は、ポツリと置いてある誰もいない席の周りに集まった。



「…もう１年くらいか。」

「そうですね…」

「俺らも悪いことしたよな。」

「…あいつにfineが負けたって伝えたらどうなるんだろうなー。」

「どうもしませんよ、きっと。

かつてのfineも悪いことをしましたが、…俺らが彼女が学校に来なくなった一番の要因ですしね。」

「…嗚呼。あいつには合わせる顔がねぇしな。」

「俺、もーいっかいあいつの歌聴きたい。」

「そ、そりぇはみんな一緒ら。」





帰ってこないかな。と言う彼らの願いは彼女に伝わったのか、


「…へっ、くしゅ


…風邪かな。」


伝わっていないのか。

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