same dream 33 ページ35
翔くんも、同じお店に行くのかな、
なんて思って、駆け寄って話しかけようとする。
A「あ、しょ…」
けど、足が止まる。
タクシーから翔くんの後に続いて降りてきたのは、
私が知らない、綺麗な大人ぽい女性。
その女性は、降りてすぐ
翔くんの腕に、腕を絡めて、幸せそうに寄り添う。
翔くんも、楽しそうに笑っていて、
その姿を見て、彼女だ、と知る。
見たことがない、翔くんの顔だと、感じてしまった。
私には向けることのない表情。仕草。愛情。
それを、
なぜか一瞬で暗闇に落とされたように感じた。
何。
この気持ち。
息が苦しくて、胸がつまる。
翔くんと、彼女さんは、
私が入ろうとしていたお店に入る。
私は、足が止まってしまって、
どうして良いかわからなくなる。
しばらく、お店のかげに体を預けて、時間を潰す。
pppppppp.
樹からの電話、
A「樹、ごめん、、」
樹「どうした？遅いから心配で、」
A「ごめ、、ん」
樹「なんか、あった？」
樹が私の違和感に気がつく。
A「ううん、もう近くにいる。」
樹「うん、待ってるよ、はやくおいで」
A「うん、、ごめん」
私は、深呼吸してから、お店に入る。
お店の人に名前を伝えると、
樹がいる個室に通される。
翔くんと、彼女さんも、どこかの部屋にいるんだよね、と考えて、部屋に入る。
樹「A、心配したよ、遅かったね」
A「ごめ、ん」
樹の顔を見た瞬間、何かが弾けて、崩れ落ちる。
樹「え、何、どうした、、」
私は、
座ったと同時に涙が止まらなくなって溢れ出す。
涙が出ている。
そう自分でも、気がついた瞬間。
自分の気持ちに、ようやく気がついてしまった。
A「、、っ、樹、どうしよう」
樹「何、落ちついて」
私は止まらない涙を拭って、深呼吸して、
A「わたし、、
翔くんのこと、好きになっちゃった。」
多分、ずっと自分で蓋していた感情。
口に出すと、さらに実感に変わってしまって。
樹「、、え、」
A「自分でも、気がついて、、なかった」
樹「A、、」
A「いま、翔くんと、
彼女さんがこのお店に入っていくの、見ちゃって」
樹「え、ここ？」
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樹(プロフ) - あやかさん» 「いつまでも」とは違った展開になるようにと、考えています。最後までまた見届けていただけたら嬉しいです。 (2022年1月19日 23時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - こんばんは。更新有難うございます。一粒のダイヤと心に流れる涙、想像以上の展開にドキドキしています。泣いても泣かされても心に嘘はつけないですね。最後までどんな展開になるのか楽しみです。 (2022年1月19日 21時) (レス) @page34 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 空気感は変わりましたよね。嵐の過去は私にとって宝物で、今もDVD見たりしてやっぱり好きだなあ、って幸せをもらえる存在です。完全に過去に浸ってしまっています。また、楽しんでいただけるように頑張りますね。ありがとうございます。 (2022年1月18日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 樹さん、いつも更新有難うございます。今日もzeroを見てここにきました。ここ一年の間に顔が、雰囲気というか纏っている空気が変わったような。当たり前の変化でしょうね。樹さんワールドは未来を見ていた頃に戻れるから。そう思って読んでる方いると思います。 (2022年1月18日 1時) (レス) @page26 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 更新とても遅くなってしまってごめんなさい。待っていただいてとても嬉しいです。戻りたい気持ち、すごくわかります。彼らを追いかけるのが日常で、生活の中に彼らがいた毎日は本当に幸せだったなあ、なんて思います。戻りたくなりますよね。 (2022年1月17日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年11月19日 21時
