same dream 22 ページ24
真っ直ぐ直進してきた女性にマネージャーが驚いて、私を守ろうとする。
A「橘高さん、大丈夫。妹。」
マネ橘高「え、あ、」
橘高さんは、私と遥瑠を見比べる
マネ橘高「いやあ、そっくり」
遥瑠「久しぶり」
5年ぶりに顔を合わせた、妹。
どうして、振袖じゃなくて、ジャージなの。
どうして、そんなに痩せてるの。
どうして、ここにいるの。
色んな感情が溢れかえる。
遥瑠「すこし、話せる？」
橘高さんは周りを見て、
マネ橘高「見られるとまずいから、一緒に車乗って」
と、遥瑠を隠すようにして車に乗せる。
その橘高さんの行動に、遥瑠は馬鹿にしたように笑う
車の中に、運転するマネージャーの橘高さん
後部座席に並んで、私と遥瑠。
気まずい沈黙。
A「遥瑠、久しぶり、元気にしてた？」
遥瑠「まあ、」
そっけなく返事する妹。
妹の姿を見て、
どんな5年を過ごしていたのか、気になる。
A「遥瑠、成人式は？どうしたの？その格好」
遥瑠「はっ、笑」
と、あきれたように笑う。
遥瑠「少し考えればわかんない？」
A「え、」
遥瑠「そっか、へえ。Aは幸せで良いね。」
A「何、どういうこと？」
遥瑠「私が、
この5年どう生きてきたか想像つかない？」
A「…。」
苦しそうに話す遥瑠は明らかに
私を恨んでいることだけは明確だった。
遥瑠「嵐のAと、うちの会社のグループは
何にも繋がりがないことになってる。」
A「、うん」
遥瑠「でも、Aは芸能人になってテレビにも出るようになっちゃってさ。
同じ顔してる私は、家からどんな扱い受けてきたと思う？」
A「、、」
遥瑠「いない存在。」
A「え、」
遥瑠「Aと会社に繋がりがあるってバレないように。私は高校だって途中からいけなくなって、
大学も行かせてもらえなかった。
成人式だって、もちろん参加はできない。」
A「、、、っ」
遥瑠「いつも、帽子を深く被って、
Aと同じこの顔を、周りの人に見られないように生きてきたの。
それを、父親からも、会社の人からも強要されてきた。」
何も、考えもつかなかった遥瑠の5年。
でも、少し考えれば分かるはずだった。
許さないと言われた遥瑠の言葉の奥を
感じ取るのが怖くて、見ないようにしてた私。
私のせいで、遥瑠は、、
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樹(プロフ) - あやかさん» 「いつまでも」とは違った展開になるようにと、考えています。最後までまた見届けていただけたら嬉しいです。 (2022年1月19日 23時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - こんばんは。更新有難うございます。一粒のダイヤと心に流れる涙、想像以上の展開にドキドキしています。泣いても泣かされても心に嘘はつけないですね。最後までどんな展開になるのか楽しみです。 (2022年1月19日 21時) (レス) @page34 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 空気感は変わりましたよね。嵐の過去は私にとって宝物で、今もDVD見たりしてやっぱり好きだなあ、って幸せをもらえる存在です。完全に過去に浸ってしまっています。また、楽しんでいただけるように頑張りますね。ありがとうございます。 (2022年1月18日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 樹さん、いつも更新有難うございます。今日もzeroを見てここにきました。ここ一年の間に顔が、雰囲気というか纏っている空気が変わったような。当たり前の変化でしょうね。樹さんワールドは未来を見ていた頃に戻れるから。そう思って読んでる方いると思います。 (2022年1月18日 1時) (レス) @page26 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 更新とても遅くなってしまってごめんなさい。待っていただいてとても嬉しいです。戻りたい気持ち、すごくわかります。彼らを追いかけるのが日常で、生活の中に彼らがいた毎日は本当に幸せだったなあ、なんて思います。戻りたくなりますよね。 (2022年1月17日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年11月19日 21時
