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38. ページ39

 




「はぁっ、はぁっ、」
 




銀八は走っていた。
一張羅のスーツは既に着崩れていて、折角絞めたネクタイを自らの手で緩めた。
 




現在時刻、18:15。
 




指定した待ち合わせ時間はとうに過ぎている。
 




「(クソ! 何で何処にも無いんだよ!!)」
 





走り去っていく銀八に通行人は思わず振り向いた。
しかし彼はそんな事お構い無しに走り続ける。
 





.


 


.
 




.
 




『あははっ、凄い格好ね?』
 


「はぁっ、はぁ...」
 






息を切らしてやってきた銀八を、Aは責めたりしなかった。
 





『ほら座って』



「A、あのさ、」
 





幸いにも、店に他の客は居なくて、雰囲気に合ったバーテンダーがカウンター奥に居るだけだった。
 





『待ち切れなくて先に一杯飲んじゃった』

「A」

『許してね』

「A!!」

 
 





銀八はペラペラ喋る彼女を大きな声で呼び、手に持っていた"物"を勢いよく差し出した。




 




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作者名:アカツキ | 作成日時:2024年1月14日 0時

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