Chapter120 ページ27
・・・余裕？
・・・この私が？
その言葉は私に
絶望のような気持ちにさせて
A「聞かないって・・・
じゃ、何を聞けばいいの？
あゆみちゃんの事今も好きなの？
何で私のところに来てくれなかったの？
何で２人で会ってるの？
朝まで２人で何やってたの？」
A「そうやって聞けばいいの？
そんなの知りたくないし
聞きたくもないよっ」
余裕なんて
余裕なんて全くなくて
体から力が抜けて
その場に崩れるように座りながら
咄嗟に掴んだ裕太の手
A「ねぇ裕太・・・
私、もうすぐ
パリ行っちゃうんだよ？
だから、こんな事で
つまづいてたらダメなんだよ」
裕太「・・・。」
A「・・・言ったじゃん」
A「２人なら
大丈夫って言ったじゃん！」
A「だからさ、、、
会えなくても・・・
話せなくても・・・
私は裕太を信じるから
裕太も私を信じてよ」
A「・・・お願い」
裕太「・・・。」
裕太「・・・ごめん」
裕太「俺は、、、
Aみたいに強くない」
・
・
“Aは強いね”
フラッシュバックで蘇った
過去の光景
でも、今ならそう言った彼の気持ちが
少しだけわかる気がする
だって私はあの時
何も言わなかったから
相手が強いと言うなら
強いんだろうって
そう思うしかないって・・・
でも・・・
今の私はそんな強くない
何も言わずに引き下がれる程強くない
１人になりたくない
裕太のいない世界なんて
考えられない
裕太より
大切なものなんてない
・
・
A「やめる」
A「パリに行く事、、、
ううん、仕事も全部やめる
全部やめるから、、、」
A「だから裕太と一緒にいたい
・・・一緒にいたいよ」
A「離れたくないよぉー・・・」
初めて
人前で声をあげて泣いた
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nico(プロフ) - 美弥さん» 現在添削をしながら少しずつ公開しています。公開する時はパスワードはかけずに公開するのでぜひ読んでくれると嬉しいです★ (2021年5月23日 22時) (
レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ちかさん» 読んでいただきありがとうございます。マイペースでお待たせしてますがぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです。 (2021年5月23日 22時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
美弥(プロフ) - 始めまして。すごく素敵な作品でした。一気読みしちゃいました！続きが読めるの楽しみにしてます。読めるようになったらパスワード教えてもらえたらうれしいです。 (2021年5月20日 5時) (レス) id: 48c285c6ea (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - nicoさん！素敵な作品ありがとうございます。ストーリーにはいりきってしまいました。恋してた＿4添削してるんですね。他の人の感想で見ました。楽しみにしてます。 (2021年5月18日 1時) (レス) id: 444c37e82e (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - やまさん» ありがとうございます★添削頑張って少しでも早く公開出来るようがんばります！ (2021年5月1日 21時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2015年10月24日 22時
