恋してた_3 [yuta_t]

Chapter119（yuta_side) ページ26

【yuta side】







A「あぁ、その事ね(笑)

だったら、別に何も言わなくていいよ？

私は大丈夫だって言ったじゃん

それに、あゆみと俺の事って

別にあゆみちゃんと

付き合ってるわけじゃないでしょ？」









裕太「だからそうじゃなくて

俺がまだちゃんと

話してないって言ってんの」









A「だから別に

何も言わなくていいって言ってるじゃん

っていうか・・・

もうこの話やめてごはんにしよ？

今、お皿持ってくるから」









キッチンへ向かおうとする
Aの腕を掴んで









裕太「A！！」








向き合おうとしない
Aの態度に
イライラが募ってか
思わず出た大きな声

と同時にギュッと掴んだ二の腕

らしくない自分の行動に
すぐに冷静になって









裕太「・・・ごめん」









そう言って腕から手を離す









A「・・・。」









顔を背けるように立つAに









裕太「ね？何で

何も聞かないの？

何で何も言わないの？」


　
　






裕太「何で・・・

そんな余裕なんだよ？」









その一言にAは
視線を俺に向け
初めて見る顔で俺を睨んだ

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