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その2 ページ12

ランカは今日の夕食を何にしようかと冷蔵庫を確認するため立ち上がったその時ー

ピンポーン…と呼び鈴が万事屋に響く

『依頼か?』

玄関へ向かおうと立ち上がったその時

銀時が猛スピードで玄関へ走り出す

銀「金ならもうねーって言ってんだろーが、腐れババア!!!」

勢いよく飛び蹴りを玄関に繰り出す

その気配が見知らぬ気配と分かっていたランカは

呆れたように溜息を零すしか出来なかったのだったー




玄関で話が付いたのか、銀時は部屋に入って来る

銀「ランカ〜、ちょっくら仕事してくるわ〜。新八。オメー着いてこい」

新「え、僕だけっすか?」

『昼食の支度も終わってないしな…2人なら何とかなるだろ。』

ランカは新八の頭をぽんと撫でる

『行っておいで、新八』

優しく笑うランカは

新八の不安を知っているようで

新八はただ頷く事しか出来ないのであったー








数時間後、2人分の階段の上がる音にランカは玄関へ向かう

『お帰り…なんだ2人とも汚ぇな』

銀「ヒデェ言われようだな…ランカ〜風呂〜一緒に入ろ〜」

新「何どさくさ紛れでセクハラしてんだアンタ!すいません、タオル貰えませんか?」

『ほら、ちゃっちゃと風呂入ってこい』

血濡れの2人をそれぞれ風呂に入れさせる


先に風呂から上がった新八は

台所でグロテスクな色のタコ足を見つめどう調理しようか迷っているランカに声をかけた

銀時は新八と入れ替わりで風呂に入っていた

新「…ランカさん、どうしてあんなちゃらんぽらんについてるんですか?」

『いきなり…でもないか。興味があるのか?新八』

タコ足を細かく切り分けていくランカ

今日はタコ料理尽くしだろう

新「貴方程の実力者なら…もっといい場所もあったと思って…」

トン、包丁を置くとランカは後ろを振り返る

その目は何処か妖しく光って見えた

『…ここへ来る前、3年間は世界を巡った。俺の器を最も満たせる場所を探してな…そして、たどり着いた先がアイツだったんだよ』

新八はナイルブルーの瞳から逃れられない

『お前はお前なりの理由であいつの傍に居ると決めたんだろ?…俺も同じさ。アイツの中の何かに惹かれてるのかもしれねぇ…その答えは自分で見つけるんだな』

そして、目線をタコに戻した

『さて…手伝ってくれるかな?新八』

新「!…はいっ!」

新八は、今はただもう少しここにいたい

そう思えるようになったのだったー

第三訓 ジャンプは時々土曜日に出るから気をつけろ→←第二訓 ペットは飼い主が責任を持って最後まで面倒を見ましょう



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設定タグ:銀魂 , 原作沿い , 最強夢主   
作品ジャンル:恋愛
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きょきょ - 鈍感系な夢主苦手だっだけど何かこの子だけは好きw応援してます。頑張ってください! (9月28日 17時) (レス) @page4 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - 面白いです!夢主のキャラ好き! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 851b2213db (このIDを非表示/違反報告)
あこや - なんかところどころパクリありませんか...? (2019年11月9日 23時) (レス) id: f395ea8d26 (このIDを非表示/違反報告)
もりこ - 初コメです。凄く面白かったです!早く続きが見たいと思える作品ですね!更新を楽しみにしてます!頑張って下さい! (2018年8月23日 11時) (レス) id: f6bdc70858 (このIDを非表示/違反報告)
- カナタさん» お久です!コメント返信ありがとうございます!更新再開お疲れ様です! (2018年3月23日 22時) (レス) id: d37583f22c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナタ | 作成日時:2017年8月31日 1時

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