��君になら ページ2
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『翠くんがアイドル？…ピッタリじゃない？』
「なんでうちのお母さんと全く同じ反応なんだ…」
自分に起こった悲劇を彼女に全て打ち明けると、返ってきたのは親と同じ返答だった。
『あはは。だって翠くん、モテるし！』
「やめて目立ちたくない」
『モテることは否定しないじゃん…。でも…そっかー、翠くんがいなくなったら商店街のマドンナもいなくなっちゃうんだなぁ〜』
Aちゃんがカウンターに頬ずえをついてそう零す。
「はぁ？何それマドンナって…俺女じゃないし……」
俺は時計をちらりと見る。
…そろそろ閉店の準備の時間だ。
シャッター閉めなきゃ。
『……私さ、来年からアメリカ行くんだ』
思わずシャッターを降ろす手が止まる。
聞き間違いかと思って、直ぐに確認したかった。
「…ごめん。聞こえなかった」
『渡米します』
「な、何その冗談…」
冗談じゃないって、と彼女はからりと笑う。
『私が通ってる高校ね、留学の制度があって。……ほら、前に翠くんに話したよね。海外のデザイン会社に興味あるんだって』
「…うん」
『それで親から許可が出たの！だから…そのままアメリカで大学目指そうかなって』
「帰って、こないの？」
気づいたらAちゃんは、さっきまで俺が座ってた店番の丸椅子に腰を掛けていた。
『んー。どうだろ？できることならこっちで仕事したいけど…まぁ多分戻ってくるよ』
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ずだ(プロフ) - かげやまさん» ありがとうございます！そう言って頂けて何よりです…‼︎ (2022年2月6日 10時) (
レス) id: cfefcd4b8c (このIDを非表示/違反報告)
かげやま(プロフ) - とてもとてもかわいいお話でキュンキュンしました（ ; ; ）素敵な作品をありがとうございました…！ (2022年2月6日 3時) (レス) @page9 id: d06e41bbdd (このIDを非表示/違反報告)
ずだ(プロフ) - なづなさん» わ！ありがとうございます！ (2022年2月1日 15時) (レス) id: cfefcd4b8c (このIDを非表示/違反報告)
なづな - 完結おめでとうございますっ！お疲れ様でした！！ (2022年2月1日 1時) (レス) @page9 id: c89830493e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずだ | 作成日時：2021年12月26日 9時
