【黒バス】秘密の××生活２【高尾和成】

秘密３９ ページ10

×ｘside津月ｘ×




――――――――――…それから別居生活は１日１日と過ぎていって


先生の元へ帰れる８日目となった。






別居中の１週間、私は赤司さんの下であの英語和訳の仕事をしていた。


毎日こなしていけば思っている以上楽しくなって…




そのことを赤司さんに言ったら




赤「卒業したら是非うちにおいで、なかなかいい働きぶりだったからね。

　 求められる以上をやってこそだよ」



そう言って今までにない笑顔を向けてくれた。






そして無事、進路希望調査も出して









今日先生が迎えに来てくれる。









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別居中の間、思うように先生と話せなかったから

帰ったらいっぱい話すつもり。






進路という心にあった重いものがすーっとなくなって



軽くなった気分で今までお世話になった部屋を片付けている。







たった１週間だけだったのに
すごい長い間ここにいた気がするんだ。






おしゃれな家具に天蓋付きのベッド、まぶしい位に光るシャンデリア。









貴「…お世話になりました」


部屋に向かってお辞儀をして、静かに部屋のドアを閉めた。





私は荷物を持って

先生が来てくれるであろう玄関の前でしゃがんで待つ。









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貴「先生早く来ないかなー」









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でもこの日、先生が玄関のドアを開けてくれることはなかった――――――――――

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