秘密49 ページ21
×xside津月x×
“全然ロマンチックじゃない”
私はそう思ったけど、やっぱり訂正。
これはこれでアリだと思う。
重なった唇をゆっくり離せば、どちらともなく笑みがこぼれる。
.
あぁ、これが幸せなんだ。
友達がいて、
学校に行けて、
美味しいご飯を食べれて、
暖かいお風呂に入れて、
好きな人がいて、
気持ちを伝えられる言葉があって手段がある…。
.
.
.
―――――――――…これが本当の幸せ。
.
.
.
.
.
.
.
バンンンッ
赤「A!!」
貴「赤司さん!?」
部屋のドアを乱暴に開けて入ってきた赤司さん。
歩み寄ってくるときに微かに肩で息をしているのが分かる。
どこか息苦しそうに口を動かしてるけど、
どうしてそんなに苦しそうなんですか?
赤「高尾、君は住居不法侵入だよ」
高「そんなことないって、ちゃんと許可取ってるし?」
赤「…誰からだ」
高「さぁ?それは企業秘密かな」
2人の口角は上がっているのに、火花が散っている…
貴「うわっ!?」
高「A!!」
強引に腕を引かれて、私は赤司さんに抱き寄せられる。
赤「君は何を考えてるんだい、高尾。僕はいっただろう?
彼女のことを考えるならここへは来るなと…
君は自分の欲を優先して彼女の将来を壊すのか」
高「…っ」
貴「赤司さん!」
赤「彼女のことを本当に想っているなら、今すぐ消えてくれ」
貴「やめてください赤司さん!!」
赤「A、君はとても有望な人材だ。彼と一緒にいて将来のためになると思うのか?
君がいれば彼の負担にもなるし、世間体もどういうことか…」
貴「でも…っ!!」
そんなのちゃんとわかってる…。
頭ではちゃんと理解できてるけど、心が追いつかない…
.
高「ったく、めんどくせーよ赤司」
貴「せんせ…!………先生っ!!」
.
.
.
.
突然私の視界から先生が消えた…―――――――――
62人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
あなたはどの位、黒バスを愛してる??
【黄瀬涼太】うちのヘ・ン・タ・イな弟をどうにかしてくださいっ!///【黒バス】
もっと見る
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきてんちょー(プロフ) - 元クランチです。貴方の作品を読んで僕も作ってみたよ! (2014年7月24日 19時) (レス) id: fa5eda96e4 (このIDを非表示/違反報告)
クランチ - 李央さん» 李央さん、お久しぶりです!コメントしてなくてゴメンね これからもよろしくです! (2014年6月13日 0時) (レス) id: fa5eda96e4 (このIDを非表示/違反報告)
李央(プロフ) - クランチさん» コメント遅くなってすみません゚(゚´Д`゚)゚ 黒笑み最高ですよねー! 猫耳花宮とか最高ですよ!!ツンデレにゃんこ出来上がりじゃないですか(//∇//) (2014年5月24日 9時) (レス) id: 6f57e8a6f9 (このIDを非表示/違反報告)
クランチ - 李央さん» そういえば僕、日替りで黒バスキャラに猫耳つけてみたというのを見たら花宮だったんですけど、猫耳花宮どう思いますか? (2014年5月16日 19時) (レス) id: fa5eda96e4 (このIDを非表示/違反報告)
クランチ - 李央さん» 宮地さんは、パイナップルの印象が強くて面白いですよね♪あと、黒い笑みが素敵です(*^^*) (2014年5月15日 21時) (レス) id: fa5eda96e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:李央 | 作成日時:2014年4月19日 21時