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第17話 ページ19

「おいこら馬鹿姪」


『なーに馬鹿叔父』




今日も今日とてブルーライトが目に痛い部屋で
黒髪ぱっつんコンビが液晶を眺めている




「いきなり問題を起こすな」


『迅速に収めたでしょ?』


「...ハァ...」




「ま、まあまあ

 Aの言う通り大事にはなりませんでしたし...」


「アンリちゃんはこいつを甘やかしすぎだ」


『兄さんが甘やかさない分アンリちゃんが甘やかしてくれてるの

 ねー?アンリちゃん?』


「あ、あはは...」








「もうこの話はいい

 原石共の反応はどうだった」


『うーん

 トレーナーを必要としてる、ってよりも
 女の子がきて嬉しい、って感じかな


 興味を持ってる子は何人かいたから
 回数重ねれば有効活用するんじゃない?』


「やっぱり急に信頼はえられませんね」


「想定内だ」


『まあ、まだ全部のチーム回れたわけじゃないから

 一次選考の間に
 何人かは私の有用性に気づいてくれると思うよ』


「...」





おそらくこの時点で数人はAのトレーナーという立場に興味を惹かれ
その力を望んでいる者がいるだろう


それはAも絵心も気付いているのだろう

現状、二人に焦りはない






『とりあえず昼からは...


 五号棟チームZ

 彼らの所に行くよ』



「ああ」



















___
__
_


『はじめまして
 チームZの皆さん


 チームYとの試合にて、初勝利おめでとうございます』



「あ、絵心の...」



『はい!
 姪の絵心Aです

 
 試合が終わったばかりですし、クールダウンや相談があればお聞きしますよ

 何かあればお声がけください』



にこりと人当たりの良い笑顔を浮かべるA

モニタールームでお菓子を食べながら画面を見つめている時とは全くの別人である





「けっ!

 女に何ができんだよ!」



ギザギザの歯が特徴的な短髪の少年
雷市陣吾は、それだけ言うとAからあっさりと目を離した


それに続くようにバラバラとAから離れていく彼ら





『.....



















 何か困りごと?』




「あ、あの」


『うん?』




どうしたらいいか分からず立ち止まる者もいれば
興味本位で残る者もいる中

たった一人真っ直ぐと


Aを見つめる彼は...



















「俺、潔世一って言います!」

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るあ(プロフ) - 細かくて申し訳ないんですが凜は凛です💦 (2023年4月29日 15時) (レス) @page28 id: 400c031e62 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - 瑠璃(Aru)さん» コメントありがとうございます!そのように言って頂いてとても嬉しいです!!中々筆が進んでいませんが、頑張って更新していきますので、これからもよろしくお願い致します。 (2023年3月26日 16時) (レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(Aru) - こんなに面白いのになんで伸びないんだ?めっちゃ好きです。応援してます! (2023年3月21日 9時) (レス) id: cdae4ec124 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SHINKAI | 作成日時:2023年3月9日 23時

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