鬼滅男子の恋愛事情3

玖拾壱 煉獄さんVer. ページ14

りおんside

煉獄邸

千寿郎「りおんさん?!その怪我！どうしたんですか！」

『大したことないよ、大丈夫』

大丈夫でもないね、ちょっと痛い

杏寿郎「千寿郎、凛寿郎を持っていてくれ」

千寿郎「はい」

槇寿郎「杏ｱﾝは俺が持とう」

『大丈夫ですよ？』

槇寿郎「いや、持つぞ」

『？よろしくお願いします』

お義父さんに杏ｱﾝを渡した途端

ﾋｮｲ

『うえ?!』

杏寿郎さんに横抱きにされた


と思ったら凄い速さで布団に寝かせられた

『????』

杏寿郎「凛寿郎と杏ｱﾝは俺が寝かせておく」

杏寿郎「君はそのまま眠りなさい、風呂は明日でいい」

『…うん』

お義父さんも千寿郎君も心配してくれてたんだな




翌朝

『完全回復〜』

杏ｱﾝ「あう〜」

『アハハ、おはよう杏ｱﾝ』

凛寿郎と杏寿郎さんは仲良く寝てる

『ちょっとまっててね』

私は紙に筆である事を書いて

和に渡した

『和よろしく』

和「わかった！」


しばらく杏ｱﾝと遊んでると和が戻ってきた

足には紙がくくりつけてあった


中身は

"馬鹿野郎"と殴り書きされていた

『うわぁ』

杏寿郎「りおん、それは」

『おはよう、なんでもないよ』

杏寿郎「…そうか」


私は杏寿郎さんに見えないよう再度手紙を書いた

『ごめんね、何度も』

和「大丈夫！」

千寿郎「失礼します、朝食出来ました」

『え、ごめん、手伝えなかった』

千寿郎「いえ、全然大丈夫ですよ！」

杏寿郎「直ぐに向かう！」

千寿郎「わかりました」


そして居間に向かおうとした時

杏寿郎「りおん、まさか、今その身体で宇髄の所でまた継子として稽古してもらおうなど思っていないな？」

『え"…』

嘘でしょ、バレた


そう私が書いて和に持たせていた手紙には

"今日からまた、稽古してください"

みたいな内容が書かれていた


杏寿郎「俺は身体を休めて欲しいと言った気がするが？」

杏寿郎さんが怒ってる…

『で、でも、もっと強く、なり、たくて…』

杏寿郎「強くなったとしても！身体がボロボロでは動くことすら出来ないだろう！」

『た、確かに、そうだけど』

強くならないと
勝てない

杏寿郎「お願いだ、もうそれ以上君の身体を傷つけないでくれ」

『……わかった』

杏寿郎さんのあんな悲しい顔を見たら絶対やる！なんて言えない

杏寿郎「もし、もしだ！君が自分を労らずに動いていたら、鬼狩りに必要な道具を全て没収する！」

ガ━l||l(０Δ０)l||l━ン

『自分を労ります』

杏寿郎「うむ！」

杏寿郎さん怖い

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