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「・・・ん・・・」
少し寒くなってきたのかAが身体をちょっと丸めた。
そうだよな、帰ってきてからコイツの介抱に夢中で
エアコンも入れてない部屋の中、
ベッドの上で大の字になって寝てるんだから。
「ちょっと待ってよ・・・」
そう呟いてAをベッドの片方に寄せて
空いたもう片方の布団をめくる。
「よっこらしょ」
またAを持ち上げてめくった布団の中に寝かせようとしたけど
無理な体勢に狭いベッド、そして一切力の入らないAの身体。
「あっ///」
バランスを崩した俺の胸の中にAがころんと転がってきた。
俺の胸の上にAの上半身が乗っかるような形、
Aの前髪が俺の喉あたりにふんわり触れて
まるで赤ちゃんがお母さんの一番いいところを探すみたいにほっぺを俺の胸に擦りつける。
あぁ、このまま時間が止まればいいのに。
ずっと目が覚めなきゃいいのに。
そっとAの背中に両手を回してふんわりやさしく抱きしめた。
「・・・あったかい」
Aが目を覚まさないから悪いんだよ？
もう少し抱きしめる腕の力を強める。
愛おしい、愛おしい、愛おしい。
今、この手の中にいるAを全部抱きしめたい。
顔をうつむけてAの匂いをいっぱい吸い込む。
たまらない、たまんないんだ。
大好きなんだってば。
「大好きなんだよ・・・」
俺の心臓は胸を突き抜けちゃうんじゃないかってくらい飛び跳ねて
それでAが起きちゃうんじゃないかって心配するくらい。
「もう俺のもんになっちゃえよ・・・」
もちろんAの返事はないけれど
寝息だってすーすー聞こえるけど
俺の思いはもう止まらないから
Aの髪の毛にそっとキスを落としてまた強く抱きしめた。
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あびあ(プロフ) - にのみぃさん» にのみぃさん、コメントありがとうございます。面白いと言っていただけてすごく嬉しいです！只今、絶賛下書き中です。できるだけ早く続きを読んでいただけるよう頑張りますね。これからもおつきあいの程をよろしくお願いします<m(__)m> (2015年12月27日 21時) (
レス) id: 4cb8e8d5d1 (このIDを非表示/違反報告)
にのみぃ - こんにちは!Make a Wishとても面白いです!!早くにのちゃんの恋が実ればいいなと祈っています…笑 毎日ｷｭﾝｷｭﾝしながら見ています(^-^)/ 更新楽しみに待っています!頑張ってください! (2015年12月27日 8時) (レス) id: b95dd47330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あびあ | 作成日時：2015年12月11日 21時
