十九話 ページ20
彩side
翔吾｢立花…お前さ。
結果的に俺の服着てるのは、他人の目から見てちょっと誤解されやすくないですかね？｣
彩｢毎日夕食作りに行ってあげるから！！
後で謝るから！！とりあえず買おう！！｣
そう結城が呆れながら言っているのをやけくそ気味に言い返しながら、服屋に行った
とりあえずの服だからなぁ…動きやすければいいんだけど…
そう私が思っていたら、結城が近くにあったワンピースを手に取って、私に合わせてきた
翔吾｢……これめっちゃ似合ってるぞ｣
彩｢私の三文前の心の声聞いててよ｣
翔吾｢それ出来たら俺ガチのエスパー
というか、これマジで似合ってるぞ。
俺の料理センスは独特だが、ファッションセンスはお墨付きだ｣
彩｢誰から？｣
翔吾｢アマテラス｣
彩｢あんたのファッションセンスは神をも認めるほどなの！？｣
翔吾｢そして田〇圭も認めた｣
彩｢その人は俳優だから認める立場じゃないよね！？｣
翔吾｢あと薫先生｣
彩｢そこだけリアルね！！｣
そんな言い争いではないけど、楽しい会話をしつつも、翔吾は自分の選んだ服装がやっぱりいいと思っているらしい
でも正直…
めっちゃタイプ
赤いノースリーブワンピースで白の丸襟がついているんだけど、スカート部分がプリーツになっててなおかつ白色の線が入ってる
めっちゃ可愛い…でもあんまりお金持ってないんだよなぁ…
そんな目線をしていることに結城は気づいたのか
結城｢…立花って１５歳の誕生日って俺から何か貰った？｣
彩｢いや、その時はあんたと知り合ってないから貰ってるわけないじゃない
貰ってたらストーカーよ｣
翔吾｢じゃあこれ。お前の１５歳の誕プレだな。｣
彩｢…えっ！？
い、いやいいよ！！それに誕生日なんて何ヶ月も前の話だし、高そうだし！！｣
そう私が全力で遠慮すると、結城はちょっと笑いながら
翔吾｢いいだろ？だって俺、お前の誕生日に何もしてやれてなかったんだから。｣
彩｢だから、それはその時は知り合いじゃなかったからだし…！｣
翔吾｢それに｣
そう言ってから結城は、純粋にそうだと言うような顔をして
翔吾｢これ着てるお前、見てみたいし。｣
と言った
そう言われた時、自分の心臓の音が鳴っているのを私は聞き逃さなかった
否定したい
否定したいのに…
その言葉が出てこない
ーーー
復活しました
温かいコメントありがとうございます
今後も頑張っていきます
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未麗 - びっくりするくらい面白いです！ (2022年3月13日 21時) (
レス) id: 662d0a9b46 (このIDを非表示/違反報告)
春 - この作品大好きです。更新頑張ってください! (2021年10月24日 17時) (レス) @page21 id: 1a52a06ab6 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - この作品好きなので更新待ってます！ (2020年5月9日 21時) (レス) id: 62402bd543 (このIDを非表示/違反報告)
世羅 - 少し彩の性格と口の悪さが・・・だけど新鮮で面白いです (2020年4月5日 21時) (レス) id: 635a6689c3 (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん - とっても、おもしろいですね！もう更新しないのですか？悲しいです。。。私は、更新待ってます！頑張ってくださいね！ (2019年11月22日 19時) (レス) id: 65a8024b6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：私の番です | 作成日時：2019年9月28日 16時
