八話 ページ8
彩side
若｢…えっと…お前ら、もしかして仲がそんなに良くないのか…？｣
彩･翔吾｢｢とってもね！！｣｣
黒｢…にしては息が揃ってるけど｣
彩｢違うよ！！こっちが勝手に合わせてきてるだけであって、私は可哀想に合わされている、悲劇のヒロインの立ち位置だよ！！｣
翔吾｢意味わかんねー事言ってんじゃねーよ！！というか俺は自分のペースで言ってんだよ！！お前が勝手に合わしてきてるんじゃねーか！！｣
彩｢勝手な勘違いよ！！｣
翔吾｢勘違いもクソもねーから！！！｣
そう言って二人でガルルル…と、犬だったらそんな声を出していただろうと思いながら睨み合っていたら、上杉くんがそれを制した
上｢…とりあえず、俺らは今からＺで仕事があるから、今日は終了だな｣
彩｢あっ、そうだったんだ…わかった！
頑張ってね！｣
そう私が精一杯作り笑顔で言うと、皆笑いながら頷いた
結城がそんな私をじっと見ていることに、私は鈍感にも気づかなかった
in秀明の前
彩｢…何でついてくんのよ！｣
翔吾｢帰り道が一緒なんだよ！｣
そんないつも通りの言い合いが、私は何故か今は普段よりもイライラして、そのまま走って逃げた
翔吾｢あっ、おい立花！｣
そう結城が言っているのを聞こえないフリして、私は道をがむしゃらに走った
彩｢はぁ…はぁ…あ、あれ？
ここどこ…？｣
見渡すと、そこは見たことがない場所だった
いや、さすがに不思議の国とかじゃないけど…ちょっと雰囲気が危なそうな場所に出てしまった
街灯がそんなになくて、薄暗い場所で、人気も全くない
こわっ…早く帰ろう
携帯から家へ連絡しようと思って携帯を取り出した瞬間、右腕を誰かに掴まれた
彩｢えっ｣
｢お嬢さん今一人？よかったら、お兄さん達と遊ばない？
今なら思い出を動いた形で収められるよー？｣
そう言う5、6人の私よりも一回り大きい男達が、そう言って私を無理やり路地裏まで引っ張った
彩｢いやっ、やめてくださいっ！！
ちょっと、本当にやめて！！警察呼びますよ！？｣
｢そんな事言える状況かな？
…これは｣
そう言って仲間達に指示を出して、私を男性二人で身動き取れない状態に抑えた
すると、リーダー格の男の人が私のブラウスの前襟の上からカッターを乗っけた
｢…お勉強タイム、スタート｣
そう背筋が凍るほど気味の悪い笑顔を浮かべて、私のブラウスを前襟から切った
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未麗 - びっくりするくらい面白いです！ (2022年3月13日 21時) (
レス) id: 662d0a9b46 (このIDを非表示/違反報告)
春 - この作品大好きです。更新頑張ってください! (2021年10月24日 17時) (レス) @page21 id: 1a52a06ab6 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - この作品好きなので更新待ってます！ (2020年5月9日 21時) (レス) id: 62402bd543 (このIDを非表示/違反報告)
世羅 - 少し彩の性格と口の悪さが・・・だけど新鮮で面白いです (2020年4月5日 21時) (レス) id: 635a6689c3 (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん - とっても、おもしろいですね！もう更新しないのですか？悲しいです。。。私は、更新待ってます！頑張ってくださいね！ (2019年11月22日 19時) (レス) id: 65a8024b6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：私の番です | 作成日時：2019年9月28日 16時
