第25話 ページ27
そして、1人でぽけっとしていると、若武がこちらを向いて一言
『おいおいアーヤ、お前、もしかして知らないってんじゃないだろうな』
そうだよ、大当たり！
私が当たり前のように頷くと、若武はオーバーリアクションで頭を抱えた
そして一言
『ありえねぇ』
む！何よ！
助けを求めるように、近くにいた黒木君に目線をおくると、やれやれっと言った感じで口を開いた
『いい、アーヤ、TEN OK ROCK、略してテンオクは、今をときめく超人気ロックバンドだよ。名前聞いたことない？』
そう言われれば、たまにお兄ちゃんが帰ってきた時、よく聴いてるのを見た気がする、
『テンオクは主に10代から30代の男層に人気なんだけど、最近は女の人のファンもすごく増えてるんだ』
ほうほう
よくわかんないけど、すごい人たちなんだね
『ちなみに、10代のテンオク知名度は96%を超えている』
そういった若武は、こっちを見てニヤニヤ笑った
『まさか、残りの4%がこんなところにいたとはな』
くっそぉ！毎度毎度ムカつくな！
『立花、イラつくのもわかるけど落ち着け』
ゼェゼェ、
『若武が言ってるプレミアム会員は、テンオクを支持するファン達がお金を払って登録しているファンクラブの中で、様々な条件を満たしたやつだけがなれるんだ』
翼がくせのない髪をくるくるしながら話す
ふーん、若武頑張ったんだね
『僕も、今ファンクラブに入りたいってお母さんに言ってるんだ。黒木達に勧められて聴いてみたんだけどさ、とにかく全部がかっこいいんだよ！』
『ですよねー、特にボーカルのRui、男の俺でも惚れました』
興奮気味の小塚君に、激しく同意する翔君
『デスボ最高』
『ほんと、まじそれ』
そこに九蘭君と叶君も加わり、余計にぼっち感を味わうことに
『しかも、全員超イケメンなんだよね〜『ね〜』』
あぁ、姫花ちゃん、百合ちゃんまで、
『さっきから、同じようなTシャツ着てる人たちもいるだろ？あれ、ライブTシャツ』
ほんとだ！
よく見ると、周りにいるほとんどの人が、全員同じTシャツを着ていた
その年齢層は様々で、高校生も入れば、家族連れもいる、おじさんだけもいるし、女子高生もいるみたい
『まぁ、世間知らずの姫様は、コロッと心持ってかれるな、Ruiの歌声に』
ふん！奪われるもんか！
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瑠風 - 初めまして。ニコニコさん。妹と更新されるのを楽しみに待っていました。違う所でも、頑張ってください。応援しています🎵 (2022年1月16日 11時) (
レス) id: c5f6115cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ(プロフ) - 美波さん» そうなんですね！分かりました。ありがとうございますした(*`･ω･)ゞ (2019年3月25日 20時) (レス) id: 57ff5c05e6 (このIDを非表示/違反報告)
美波 - ニコニコさん» ニコニコ、こんばんは。友達になったあと、あまりコンタクト取れなくてごめん。私、占いツクール一時期退会します。迷子になるシリーズ、とっても面白いよ！退会についての最新は美波のホムペから。 (2019年3月24日 20時) (レス) id: d5a405b686 (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ(プロフ) - 芙祐さん» ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！頑張りますね！ (2018年12月21日 21時) (レス) id: 57ff5c05e6 (このIDを非表示/違反報告)
芙祐 - 凄く面白いです。更新されるのをいつも楽しみにしています。更新頑張ってください！これからも応援しています！ (2018年12月15日 18時) (レス) id: 5915b0673b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコニコ | 作成日時：2017年10月31日 19時
