3*Trickstarの人達 ページ5
私に声をかけてくれたのは、
ん?待って、どちら様?
どっかで見たことあるんだけど…
えー、あー、ん?
どうしよう。相手が覚えていてくれているのに、私が、覚えていないなんて失礼すぎる。
スバル「俺だよ!明星スバル!思い出した?」
もんもんと悩んでいると、ご丁寧に自己紹介してくれた。た、助かった。
貴『思い出すの遅くてすいません…明星さん。』
よし、大丈夫。覚えた。
貴『私に何かご用ですか?』
スバル「いや、別に無いけど、久しぶりだなーと思って!背伸びたね!俺ぐらいあるかな?」
貴『いや、無いと思いますよ。』
テンションが高い。なんかキラキラしてるし…
眩しいキラキラオーラが出ている。
?「どうかしたのか、明星。」
スバル「あ、ホッケー!雪華が来てるんだ〜♪」
?「雪華が?」
明星さんに声をかけてきた人は、黒髪の少し表情が硬い人だ。やっぱり写真で見た。
その人は明星さんをどかして私を視界に捉える。その目はスッと細められて、口元は笑みをつくる。
?「本当に久しぶりだな。元気だったか?」
貴『えっ、と…』
ごめんなさい。分かんないです。
…なんて言えるはずが無い。
しばらくおどおどと口ごもっていると、
北斗「やはり分からないか…まあ、無理もない。最後に会ったのは雪華が小学生二年生の時だったからな。氷鷹北斗だ。」
貴『氷鷹さん…』
…頑張っておぼえよう。うん。
でも、この二人だけなら…
?「あっ!雪華ちゃんじゃない?」
?「おっ!本当だ。大きくなったなあ。」
…二人増えた。なんて事だ。金髪の緑色の淵のメガネをかけている人、バレッタで前髪を上げている人。写真のとうり。
どうしたものか…
明星さんと氷鷹さんの時みたいになってしまっていると、お母さんが耳打ちで、
あんず「遊木真くんと衣更真緒くんだよ。」
と教えてくれた。本当に助かった。
貴『遊木さんと衣更さん。…ですよね?』
真「うん!そうだよ!やっぱりあんずちゃんに良く似てるね〜♪」
真緒「そうだな、さすが親子って感じだ。ずいぶん見ないうちに大きくなったな。」
その後も少しお話した時に分かったのは、
明星さん、氷鷹さん、遊木さん、衣更さんの四人はTrickstarっていうアイドルユニットなんだそうだ。
こんなに近くにいたら呪われそうだ。
ファンの人に。
貴『じゃ、私帰りますね。』
スバル「えー、もう帰るの?…あ!一緒にお昼食べよう!」
お昼食べる…?!
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作者名:ワカナ | 作成日時:2017年11月15日 21時