【文スト】その少女、実は______

武装探偵社 ページ7

「おいA、何処行くんだ？」

「中原様、武装探偵社です」

「は？太宰んとこか？」

「ええ、目撃者がおりますので」

そう言えば中原様は見るからに嫌そうな顔をする

「太宰んとこ行くのかよ」

「ですから、目撃情報が其処にいるので」

「……太宰に色々な事されねェようにな」

そう言われて首を傾げると溜息をつかれる

「手前も、大人だろ」

「はあ……そうですか」

大人、か……大人と言われてもピンと来ない

「彼奴もそろそろ手を出しそうだからな」

そう言われてまた首を傾げる

手を出す？大人？

「……分かりません」

「まあ良い、気をつけてな」

そう言われて私は頷いて出て行く

「……彼奴はまだ太宰様太宰様なのか？」









此処が武装探偵社か

「……お邪魔します」

そう言って入ると、眼鏡をかけた男性が此方を見る

「依頼人か？」

そう言って此方に来る

「調査に来たのです」

そう言えば眼鏡の男は驚きながら私を見る

「貴様、ポートマフィアか！？」

「ええ！？」

「そうですが……」

そう言えば眼鏡の男と周りの社員達が私を囲む

「どう見ても子供に見えるけど……」

「……子供じゃありません。十八歳です。森Aと申します」

そう言えばまた驚かれた

「あのポートマフィアの番犬か！？」

「……一々驚かんといてくれませんか」

そういえば眼鏡の男性が私を奥に招く

もう少し、背が高くなって大人っぽくなりたい……

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