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試合が再開された。




「………う…おっ」



先程よりも高く跳び上がり火神のブロックの上からシュートを決めるお父さん。



「おお、ナイシュー!!」


「(なんかまた高くなってねー?だんだん本性出してきた!?)」


「モう本気!!負けなイ!!」


「ハッ、そうこなくちゃな。テンション上がるぜ、お父さん!」


「『………』」



火神はお父さんに挑発的な笑みを浮かべる。
リコと玲奈は顔をしかめながら試合の行末を見守っていた。




現在のスコアは12対24。
誠凛が第1Q同様リードしている状況である。



ビッ



「ありゃっ(…短けっ!!)」


日向がシュートを撃つが距離が足りないことに気づく。




しかし、ゴール下にいた火神がお父さんを押さえる。


「…コの!!」



お父さんも必死に手を伸ばすが、火神がお父さんの高さを上回りリバウンドをとった。
火神はそのままシュートを決める。


「おお」


「オッケ、ナイシュ!!」


「ナイスリバン!」



その時、リコと玲奈は何かに気づいた。



「ドンマイ、気にすんな!ボール回すぞ!」


不満げな顔をしているお父さんに谷村が声をかけ、ボールを回した。



「!?」


お父さんがシュートの体勢に入ると、火神が目の前に立ちはだかった。


「………」


火神の今にも獲物を仕留めるような目を見て、シュートを撃つのを止め、味方にパスを戻すお父さん。


「どうした、パパ!行けるぞ!!勝負勝負!!」


「『(んんん〜〜〜!?)』」



それを見たリコと玲奈は顔をしかめた。



「もう一度パパだ!」


バッ



再びお父さんがシュートを撃つためジャンプするが、火神もおなじようにジャンプする。



「ナんで?ナんかドんドん高くナってル…!?」


お父さんは試合中に火神の高さがだんだん上がってきていることに気づいた。

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うらら(プロフ) - ありがとございました! (2017年3月15日 6時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - うららさん» コメントありがとうございます!嬉しいです^ ^緑間についてですが、元カレではありません。第1章の設定通り元カレは赤司です。でも、緑間含め『キセキの世代』は、全員主人公のことが好きなので、恋愛要素もたくさん取り入れたいと考えています。 (2017年3月15日 2時) (レス) id: 811ec93ba4 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!所で緑間は、元カレですか?それとも今現在も彼氏何ですか?良かったら教えてください! (2017年3月14日 21時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レーナ x他1人 | 作成日時:2017年2月22日 3時

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