第14Q 2つ言っておくぜ 1 ページ31
「へ?黒子君
最初から出して欲しいと頼む黒子にリコは眉をひそめる。
「黒子君には、時間制限があるでしょ?
「お願いします」
「なんでそんな血走ってんのよ」
『いろいろあったんですよ…だから私からもお願いします』
黒子も玲奈もいつにも増してやる気である。
「もう、玲奈ちゃんまで…ま、初っパナからカマすのも嫌いじゃないし…いいわよ!…ただし、いきなり切り札見せつけるんだから中途ハンパじゃ逆効果よ。第1Qで最低10点差つけなさいよ!」
『落ち着いてやることをしっかりね!』
「はい」
黒子は返事をすると火神達と共にコートに向かった。
「それではこれより、誠凛高校対新協学園高校の試合を始めます!」
「「「「「しゃす!!!」」」」」
挨拶を交わし終えるとお父さんは不満げに目を細めた。
「今日のテキもミんな小さい…日本人、ゴハン食べテる!?シかもさっきハ子供がベンチにいたシ…」
文句を言いながらため息をつくお父さん。
「子供じゃないです」
「ワァッ!?てベンチじゃなくてスターター!?ナニソレ!?」
背後から黒子に話しかけられお父さんは驚いていた。
「(…もしかして試合の度に黒子驚かれんのかよ…!?めんどくせーから次あらかじめ言っとこう…)」
日向は眉をひそめながら心の中で決意する。
その後、審判によりジャンプボールが投げられ試合が開始された。
両校のジャンパーが跳び上がる。
バコッ
「うおっ!?」
ジャンプボールをお父さんに奪われてしまった火神。
「(マジかよ!?信じらんねー。火神が高さで負けた!?)」
「(っのヤロ…!!)」
『(予想はしてたけど…やっぱ高いなー…)』
様子を見つつ、冷静に相手のデータの分析を始める玲奈。
「「「おお、まずは新協ボールだ!!」」」
「させねー」
火神がお父さんの前に立ちはだかる。
「…!?(ノーフェイクでジャンプシュート!?なめやがって!!)」
火神がブロックに跳び上がる。
お父さんはそんなの関係なしでシュートを撃った。
「……!!(……っ、高え…!!)」
そのシュートは見事にゴールをくぐり抜け決まった。
「来たぁ!高い!!」
「先制は、新協学園だ!!」
「チョロイね〜」
お父さんは余裕の表情を見せる。
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うらら(プロフ) - ありがとございました! (2017年3月15日 6時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - うららさん» コメントありがとうございます!嬉しいです^ ^緑間についてですが、元カレではありません。第1章の設定通り元カレは赤司です。でも、緑間含め『キセキの世代』は、全員主人公のことが好きなので、恋愛要素もたくさん取り入れたいと考えています。 (2017年3月15日 2時) (レス) id: 811ec93ba4 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!所で緑間は、元カレですか?それとも今現在も彼氏何ですか?良かったら教えてください! (2017年3月14日 21時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レーナ x他1人 | 作成日時:2017年2月22日 3時