人柱アリス×フェアリーテイル〜小さな夢の中〜

09.２番目アリス〜２〜 ページ10

ミラは震えていた。

ミ「・・・・・震えてる？私が？・・・こわくない！こわくない！」

そう言ってもまだ体中が震えている。むしろひどくなっている。

ミ「そうだ。歌でも歌って気をまぎわらせればいいんじゃないかな？」

ミ「♪二番目『アリス』はおとなしく〜歌を歌って不思議の国〜

いろんな音をあふれさせて〜」

？「ねぇ、それなんていう歌？面白い歌じゃない。」

ある女性が声をかけてきた。

ミ「それが分からないの・・・突然頭の中に浮かんできたの・・・」

女「へー、まぁいいわ、続きを歌って。」

ミ「いいですよ。♪狂ぅった世界を生み出した〜そんな『アリス』は〜」

ミ「・・・・『アリス』？この歌と似たような歌をさっきの子供が歌っていたよ

うな気がする。」

女１「おねーちゃん歌い続けてよ！吟遊詩人だろ！」

女２「そうだよ〜歌ってよ〜！」

批評の声があがる。

ミ「・・・いい・・ですよ・・・♪そんな『アリス』はバラの花〜

いかれた男に・・・・撃ち・・・殺されて・・・真っ赤な・・花を一輪咲か

せ〜・・・・みんなに愛でられ・・・・枯れて・・・ゆく・・・。」

ミ「フ・・・フフフフフフ・・・赤ながれる・・・あの人たちの血・・・

血・・血・・・血ィ！キャハハハハハハハハ！お前ら・・・血の紅さを

しっているか？すごいんだ！紅いんだ！紅すぎてドス黒くみえるほどにぃぃ！！

キャハハハハハハハハハ！」

そのとき偶然？イかれて自殺してしまった男の幽霊がミラに

とりついた。

ミ「お前らにもみせてやるよ！血の紅さを！」

幽霊に取り付かれたミラは近くにいた警察から拳銃を取り上げて、自分の

頭に向けて引き金を引いた。

ドガーーーーーン！

あ「あ〜〜あ・・・やっちゃった・・・まぁいっか♪もう一人つれてきてて。」

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