1.夢主side ページ2
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清々しい朝とは、言えない蒸し暑い日。
今は夏。
そう、夏なのだ。
うん、何が言いたいって？
夏といえば夏休み!!じゃないですか？
なんで、なんで_________。
｢自分の通う学校じゃない学校に来てるわけぇ！？｣
｢ついて来て欲しいって言ったら、ついて来てくれたじゃん。
さっきの事も忘れたわけぇ？｣
｢いや、確かに！？ついて行くって言いましたけど！？
学校とは聞いてませんでしたしおすし！？｣
｢言ってなかったからねぇ｣
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！？
つまるところ、私が馬鹿って言いたいんですね！？
お兄ちゃん、ちょ〜うざぁい！
あぁ、自己紹介が遅れました。
どうも、初めまして。
瀬名心依です。
苗字で分かったかも知れないし、
その前から分かった人もいるかもしれないですが、
はい。私が瀬名泉の妹、瀬名心依です。
事の始まりは今日の朝なんですがね？
｢心依〜、今日暇でしょ？｣
｢まぁ...、特にする事は無いけど。
課題は夏休み前に終えたし、それがどうかした？｣
｢さすが俺の妹。お兄ちゃんが褒めてあげるよぉ。
今日ついて来て欲しい所があるんだけど？｣
｢いや、褒めなくて良いから。
ついて来て欲しい...？良いけどさ...｣
｢じゃあ早く準備してよねぇ。
今日はお兄ちゃんがご飯作ってあげたんだから｣
｢分かったから、部屋から出ていってよ！｣
と...まぁ、こんな感じだったのである。
お兄ちゃんのご飯美味しかったけどね！！！？
何だよ！！
カロリー気にしてよくこんな美味しくなるな！？
女子力分けろや(((
｢ちょっとぉ、早くしてよねぇ！？｣
｢お兄ちゃんが悪いんだからね！？｣
まぁ、いつもの口喧嘩っぽい事をしながら正門を潜った。
これから起こる事も知らずに_________。
ラッキーカラー
あずきいろ
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