【ジョジョ】転生したら杜王町にいたんだけど。 (ページ10)

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10.そして、時は動き出すページ10

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私のスタンドは、持続力が弱い。1度出現させると3分ないしで消えてしまうのだ。その代わり、スピードは速い。短距離選手のようなものだ。

『出てきて……ヴィータ。』

ヴィータは、ハサミをジョキン、ジョキンと動かして、準備は出来ている、といっているような気がした。

大切なのは「覚悟」を決めることだ。

『よしッ！ヴィータ、頼むよ………！』

スタンドは、自分の分身のようなもの。私は、それを心に念じて、ヴィータと感覚を共有した。

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「どけェ～～っ億泰～～っ
俺は何があろうと後戻りすることはできねえんだよ………スタンド能力のあるやつをみつけるためこの「弓と矢」でこの町の人間を何人も殺しちまってんだからなぁ～～

それに、俺はすでにてめーを弟とは思っちゃあいない！弟じゃあねーから躊躇せずてめーを殺せるんだぜーっ！」

億泰は、形兆から「弓と矢」を奪おうとしたが兄の言葉によって判断を決めかねていた。
その時、仗助は天井裏に何者かが張りついているのを目撃する。

「おめーらよーー、このおやじの他に……まだ身内が誰かいるのかよッ！？」

形兆は驚き、振り向く。康一と億泰もおどろいていた。

「身内？俺たちは3人家族………」

コンセントからバチバチと電気が紡がれていき、最終的には「レッド・ホット・チリペッパー」の全身が出来上がっていた。

「コ……コンセントの中から………」

形兆はただならぬ危機を感じ取った。

「億泰ゥーッ！ボケッとしてんじゃあねーぞッ！」

「どけェッ！！」

形兆は億泰を殴り飛ばした。その瞬間、レッドホットチリペッパーは、形兆の土手っ腹を貫いた。

「あっ！兄貴ィッ！」

「この「弓と矢」は俺がいただくぜ……、利用させてもらうよ～～～っ、虹村形兆ッ！あんたにこの「矢」でつらぬかれてスタンドの才能を引き出されたこのオレがなーっ！」

「き………きさまッ！きさまごときがこの「弓と矢」を……うぐぐぐぐぐ…………」

形兆が弱りかけていたそのとき、ジョキン、となにかがレッド・ホット・チリ・ペッパーの隣をかすめた。

「な、なんだ？」

しかし、視線の先にはなにもなかったのだ。

「見間違いかァ……？まあいい！オレは、あんたを殺して、「弓と矢」を奪うだけだからよォ！」

「兄貴ィーーーッ！」