・「無様な姿は見せれない」ジョナサン・ジョースター
「君と地獄の飯を食う」ディオ・ブランドー
「きすって十回言ってみて」ジョセフ・ジョースター
「恋の評価はラッキー７」シーザー・A・ツェペリ
「好きより重い一つの想い」空条承太郎
「ここから始まるロマンチック」花京院典明
「君を正面から見れたなら」ジャン・P・ポルナレフ
「きっと羽より軽いはず」DIO
「ゲームだけで終わらない」テレンス・T・ダービー
「君の姿でいっぱいで」イルーゾォ
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10種類の結果パターン
素直になれない君と僕。 - 2024年5月15日
ほんっとうに信じられない。
爽やかな風が吹くイタリア、そんな穏やかな町並みに反して私の心の中は荒れていた。
職場…といっても暗殺チームという物騒きわまりない組織の名前だが、私が勤めているそこの同僚と希に見ないほどの大喧嘩をしたのだ。
喧嘩の原因は相手が私のスタンドを罵倒してきたから。そんな小学生みたいな理由。
けれども自身の能力を罵倒されて流せるホルマジオのような大人な対応はできなかった。
そのまま口論に発展して勢いで出ていったのが私。
「…はぁ」
静まらない苛立ちと苦虫を噛み潰したような感情をため息と共に吐き出す。
素直にアジトに帰る気にもなれず憂鬱に感じていると、ブティックの前で誰かに呼び止められた。
「お嬢さん、どうしたんだい？
僕で良ければその悩み共有させてくれないか？」
「…えっと」
どうやらナンパらしい。
職業柄軽率に一般人と関わるわけにはいかないので目線を泳がせる。
返答に困りつつも断ろうと考え口を開きかけたその時。
ブティックにある全身が映るぐらいの大きな鏡の中にいるイルーゾォの姿が見えた。
どこか怒っているように見える彼の表情だが、私と目があったとたんスタンドを出す。
「馬鹿！」
ナンパ野郎が突如呟かれた単語に不思議そうな表情を浮かべてから、私の視線に沿いブティックの方へ視線を移す。
しかしそんな動作を全て確認し終わる前に私は“マン・イン・ザ・ミラー”で鏡の世界へと引き込まれていた。
「何してんのアンタ、そう軽々しく能力使わないでよ！」
「何もこうも、何勝手に街をフラついてるんだ。
これで道中敵に教われたらどうする！」
「お前の顔なんて見たくない、って言ってきたのはそっちでしょ」
「……………」
やけに突っかかってくるが渾身の一言を発せばぐうの音も出ないのかと押し黙る。
ああもう、さっきの男が急に消えた私に驚いて腰抜かしてる。
これだから街中でスタンド能力なんて使ってほしくなかったんだ。
急いでその場から離れたナンパ男を気の毒に思う。
ると、イルーゾォが投げやりに言いはなった。
「とにかく！帰るぞ‼」
半ば強引に誘ってからアジトの方向へと足を向ける。
コイツは「出てけ」と言ったり「帰るぞ」と言ったり意味がわからない。
「誰が従うか、このアホロン毛！」
「うるせェ、黙ってついてこいワガママ女！」
憎み口ばかりの言動とは裏腹に、私達は二人アジトに向かい足を進めた。
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蛸山葵(プロフ) - ドリ告さん» 個人的にも彼の特性を生かせたのでテレンスの話は気に入っています。日替わりを作る際にエジプトにしりとりはあるのかという疑問と、直接な描写をしていないのでテレンスの意図が伝わるかという二つの不安要素があったりもしましたがそう言っていただけるなら本望です！ (4月4日 23時) (
レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
ドリ告(プロフ) - テレンスが出ました。そして無事に萌え禿げました……2文字が言えない夢主も遠回しに言わせようとしているテレンスも2人の関係性も可愛くて大好きです！素敵な日替わりありがとうございます！！ (4月4日 11時) (レス) id: 18561c6666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛸山葵 | 作成日時：2024年2月18日 20時
