【ジョジョ】転生したら杜王町にいたんだけど。 (ページ5)

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5.そして、時は動き出すページ5

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入学式が終わり、ホッとして部屋に入る。

『あー、疲れた。あ、そうだそうだ。』

学生カバンを半ば投げ捨てて、机を見た。
日記はちゃんとあった。

なんだか古めかしい日記だったが、DIOの日記ではないと分かり、安心した。そもそもDIOの日記は承太郎によって処分されているはず。

ペラペラと日記をめくって、Aは内容を読み解いた。

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彼女はスタンド使いで、DIOの部下だった。《ギャラリア》。スタンド能力は《運命》を操ることのできる能力で、スタープラチナとタイマンで勝てる程度だろうとDIOは言っていた。

エジプトに旅行しに行っていたところ、DIOに誘われて、館のメイドになった。私(彼女)はDIOを心から敬愛していて、DIOも私を気に入っているようだった。

私に娘が生まれた。
しばらくの間は館で育てていたが、4歳になった頃、危険から遠ざけるため日本にいる祖父母に育ててもらうことにした。

ジョースター一行がエジプトに到着したころに、前世の記憶を思い出した。それによって私は正義の心を取り戻し、一行を援護しようとした。

私のスタンド能力は《運命》を操る。しかし、その対価として私の体を何かが蝕んでいく。誰かの死を救うとなると、その対価はかなりのものになる。私はそれを覚悟してでも、花京院、アヴドゥル、イギーを助けたかった。

そして、最終決戦の日。

私はDIOの部下としてジョースター一行と対峙した。

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『あれ………？』

乾いた声が出た。
日記は、これで終わりだった。この後は、白紙が続く。

母は、どうなったのだろうか。

本当に、続きがないのかと、また、ペラペラと日記をめくる。

『あッ……！』

最後のページに、写真があった。
それは、赤ん坊を抱く父(DIO)の姿だった。

手紙を手に取り、惹かれるように裏面を見る。

《vita(ヴィータ)》

と、青い文字で書かれていた。

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