噂のロミオ ~とにかくキミがっ！~【桜井良】

二十二、見てるよりする方 ページ25

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貴「はぁぁぁ！！？こいつがぁぁ？」




桜「……あんた、本当人のこと見下しすぎでしょ？」←




今「あはは、いや〜こう見えて桜井は凄いシューターなんやで〜？」





私があんぐりしていると、今吉さんは笑う。





ほ……本当にスポーツ推薦なんだ……


この時点でやっと信用できた←









今「……そういえば、青峰はまだ来てへんなぁ」




桜「あ、すすいません！呼びに行ったんですけど来なくって……」





は？なんで、急に謝りだしたわけ？←




つか、青峰ってだれ？






呆れかえる私の顔を、今吉さんは面白そうにみる。






今「青峰っちゅーのは、桜井と一緒で一年でスタメンのうちのエースや」





貴「い、一年でエース！？」





今「うちは個人技か要の実力主義チームでな？


まあー青峰は、別格やから」






その言葉を聞いた時、何故かズキッとした。






すると、不意に良とバチッと目があった








桜「……青峰さんは、特別ですから」






……目を逸らされた







なんで、なんでかな……







なんで……こんな悲しい気持ちになるんだろう









、









今「……なあ、君さぁ






マネージャーとか、やりたない？」







貴/桜「「…………はっ？」」








突拍子のない一言で、空気が一変した。




なにを名案だ、みたいな顔してんの？←








今「いや〜、マネが桃井だけやった大変やし、ほら、バスケ部に知ってる奴いるんやったら大丈夫やろ？

頼むわぁ」



パンと手を合わせられる。





貴「い、いや……な、なんで私が…」





今「え〜〜あかん？おもろいで、うちの部〜」





ズイズイと勧誘される。




怖い、顔が怖い！！！！









、









桜「……こいつには無理ですよ、今吉さん」




貴「は……」





横から急に良が口を出した。







今「えー、いいやん。無理なことないやろ？」




桜「ダメです、こいつがメンタルケアまでできるわけがありません」←




貴「ちょ…あんたねぇ(桜「それに









……こいつは、見てるよりする方が向いてますから」









その……良の一言に私は目を見開いた。




その目は、まっすぐだった。









今「……なるほどねー、でも、わしは諦めたわけやないからね？」





何故か、悟りきった顔の今吉さん。









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私はその顔をただ、ひたすら見ていた

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