噂のロミオ ~とにかくキミがっ！~【桜井良】

十九、バスケ部 ページ21

【Asaid】









貴「ほんっっっとムカつく……



頭いいのも気にくわない…」





桜「いったい僕をなんだと思ってるわけ？」←





若干苦笑いするも、その後鼻で笑ってこう言った。







桜「Aこそ、よく受かったよね？それこそ奇跡じゃない？」




貴「お前一回、表出ろや」←




光「ま、まあ落ち着けって;」







なんなんだ、こいつ…


自分から関わってくんなとか言いながら、ズカズカ人の悪口言って……





イライラと足を貧乏揺すりさせながら、私は腕を組む。








貴「だいたい、そんだけガリ勉のくせになんでそういった高校進学しなかったわけ？
うちの高校そんな感じじゃないでしょ




秀徳とか狙えたんじゃないの？」





割と辛口めにいってみた。









、









桜「……選択肢になかった」







貴「はあ？」








しばらくして良はこっちを見ずに答えた。









貴「選択肢にないはずないでしょ？



成績優秀じゃないと行けないし、頭いいんならさ(桜「それはオレの決めることだろ」




……まあ、そりゃそうだけど…」









なんだよ、突然。




一人称オレだし、真面目な顔つきしちゃって…









終始びっくりしながら見てると、奴は急に背筋を伸ばした。






桜「……あとさぁ、さっきの入試一番じゃなかった理由のことだけど……









、









僕、スポーツ推薦でここ来たから。当たり前でしょ？」







貴「は、、、」









スポーツ……すいせ………









、









貴「…………あんたがっ⁉︎⁉︎⁉︎」






桜「うん、バスケの」






貴「ファっ！？」←









バスケだと…………あの、何もできなかった泣き虫野郎が……？









貴「ぶっ……う、嘘でしょ…ww


あんたが……？バスケ…wwwww」





桜「何笑ってんの？」←





貴「いや……おかしいでしょ？w



なんの経緯でバスケなんか……ww」





桜「……言っとくけど、中学の時はカズと同じチームでスタメンだったから」





貴「うっそーーー！！！！」






確かに高尾がバスケをしているのは知ってた。


でも、そんな話は一言も聞かなかったけど…！









貴「じゃあ…部活って……」






桜「そんなの、バスケ部に決まってんじゃん」









あの弱っちい幼なじみはスポーツ推薦で高校に進学したなんて、



冗談もほどほどにしてほしい←

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