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御幸「気になるとかそんなんじゃねぇよ」



鳴「じゃあ…なんなの」









鳴はきっと

御幸がAのことを好きなんじゃないかと疑っているのだろう。

いつの間にかあんなに仲良くなってたのだから。









御幸「何となく、ちょっと自分と似てるとこあって面白いなって思ってるだけ」









似てるとこ。

それがどういう所かははっきりとは言わない。

でも理由はそれだけじゃなくて。









御幸「あいつ、ほかの女子と違くて一緒にいて楽しいし」




鳴「それはわかる…かもしれない」









こうしてぬいぐるみを取ってやろうと言うのも気まぐれと言ったら気まぐれだ。

それに御幸は鳴がなんかソワソワ気にしてたのをわかっていたから提案してみたまで。

ちょっとだけ、鳴の言うAの喜ぶ顔がどんななのか興味もあったし。









御幸「好きな子にプレゼントしてやればいーじゃん」


鳴「なっ!?べ、別に!!好きじゃねーし!!」


御幸「さっきからチラチラ気にかけてんのバレバレなんだよ、もっと隠すなら上手く隠せって」


鳴「違うって言ってんじゃん!!」









まさかこの出来事から数年後

この頃の鳴と同じような

似たような感情を覚えるとは思ってもいなくて。

今ならきっと普通にサラッと好きな女のためって御幸は言っちゃうかもしれない。









鳴「はい次俺の番!!どいて!」



御幸「はいはい、1発で取れよ?」



鳴「てか一也!!さっきより遠くに行ってんじゃん!!どうやればそうなるわけ?」



御幸「まじ?そんな遠く行った?」









その後何回か挑戦し

鳴の小遣いが半分消えた。

でもあの鳴が、小遣い半分消えたというのに怒ったり不機嫌にならなかった。

Aのためって思えば金が飛んでも気が付かないのかもしれない。









御幸「お前小遣い消えるよ?」


鳴「いーから一也は黙っててよ!」


御幸「そろそろ戻んないとあいつ俺の家の晩飯の材料持って帰る」


鳴「その時はどんまい」









あともう少しってところで

またクマのぬいぐるみは取り出し口まで行かなかった。

少しのところでボトっと落下。









御幸「はい、交代」



鳴「ムカつく……!!あと少しだったし!!俺の方が上手かったと思うんだけど!!」



御幸「じたばたすんな」



鳴「遠ざけたらただじゃおかないから」

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 沢村栄純   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 雛瀬ちゃんのチア部の格好とか絶対可愛いじゃないですか!!めっちゃ見たいです笑御幸たちの反応も楽しみです! (2020年2月28日 16時) (レス) id: f555f10572 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年2月28日 0時

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