検索窓
今日:36 hit、昨日:77 hit、合計:431,873 hit

【story 38(女王の目覚め)】 ページ41

.





目を開けると、保健室のベット寝かされていた。



視界の横には学園長が座っていた。




『…僕、この展開で起きること多くない?』



学園長「おや、気づいたようですね。」



ダバダバと涙を流している学園長をみて若干引き気味になるも直ぐにハッとなって学園長の服を掴んだ



『…!リドル寮長は!他の生徒も無事なんですか!』



学園長「…お待ちなさい、、!順に説明しますから!」



ゴホンと咳払いをして学園長は話始めた。


学園長「まず、ローズハートくんは無事です。いまは寮の自室に移って療養中ですが、明日には授業に出られるでしょう。」



他の生徒ももちろん無事ですよ。と学園長が言うと、良かった、、と安堵の声を漏らした。



学園長「しかし、……あなたの中で眠っていた力が目覚めつつあります。」




真剣な顔になり、いいですか?と言う一言で
Aの両手を握りながら学園長は話始めた。



学園長「あなたはつい先程、魔力の流れを感知しそして、自分が雪の女王の末裔なのだと言いましたね…


あなたが住んでいた世界は化学が発達した世界だと以前言っていましたが、ここ。ツイステッドワンダーランドはいわば、魔法が発達した世界。」



学園長「…現実にこの世界では過去に1人の若い女王が魔法で国を統治していました。

純粋で愛に満ちた国だったという言い伝えがあります。

…ですがもう一説。女王が怒りに満ちたとき、国中の天候をも変える雪と氷の世界に一瞬で変え…。

…凍らせた場所は永遠に溶けなかったのだと。」


そう言うとスっと手の中に冷たい物握らされた。



『…なにこれ。…氷?』



手を開くとAの手の中には荒く切り取られた氷が
あった。



学園長「これは貴方が使った魔法で突発的に出現させた大氷壁の1部です。」


その一言ですぐに背中から冷たい汗が流れ落ちた。



『!?…私がここに運ばれてから結構時間が経っているはずです。』



あれから5時間は経っているであろうと言うのにいま手に握られた状態でさえもその氷は冷たいだけで溶けないのであった。



学園長「あなたが障害物を氷で固めて退かしてくれたおかげで生徒達の避難がスムーズに出来ました。
ですが、それをきっかけに貴方の中で眠っていた魔法が目覚めてしまいました。」



『…魔法って結構便利なんだろうなっと思ってたんだけど、急に体感すると…結構怖いね。』



焦りを混ぜた目は取り繕うように笑顔を浮かべていた。




文字数制限…

【story 39】→←【story 37】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (180 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
510人がお気に入り
設定タグ:ツイステ , オクタヴィネル , フロイド・リーチ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぱお | 作成日時:2020年6月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。