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普段ハキハキと話すセンラさんが、歯切れ悪く「あー」「いやー」と言葉を探すのを、じっと待つ。どうしたのかな、珍しい。
『Aさん、俺ら全員のこと、かっこいーーって思ってたやろ？』
「はい！もちろん…皆さん、素敵で」
『___…それが、悔しかったっちゅうわけ、です』
おかしな話なんよな。最初から、俺��だけ��に憧れてるなんて一言も言ってないのに。
ちっさい男でごめん、と自嘲しながら謝る彼に、上手く言えないけれど、��ちゃんと��伝えなきゃ、と思った。
「私…色んな人に憧れてます。できないことが、多いから」
「…うん。ええことやな」
「____でも、��こんな風になりたいな��って思って、実際に何か始めたのは………センラさんに出会ってからかも」
凄いみんなは眩しくて、私はどこか、そんなみんなの輝きの邪魔をしないように、迷惑かけないように、そんな気持ちでいたような気がする。
____けれど、今は。
「近づきたい………のかな」
「継続と慣れやな」。あんなに色々できるセンラさんはこう言った。それは至極素朴な、誰にでも、やろうと思えばできること。
できる人だってそうやって努力してるのに、私は「すごいなぁ」と思うばかりで、自分でそこに近づこうとしてきたかな。
「すぐに同じ様にはできないけど……でも、とりあえず同じ土俵には立ちたいなって、一歩踏み出せたから」
だから、みんなカッコいいし憧れるけど、センラさんはやっぱり他の人とは少し、ちがう。
自分の中で気持ちを整理しながら伝える。「…そっかぁ」と返ってきた声は、何だか安心した様だった。
「………ていうか、センラさん、悔しがるのは気が早いです」
『へ？気ぃ早い？』
「だって私………センラさんの素敵だったとこだけ、言えてない」
電話口で聞こえる声の主たちに、順々に感想を伝えていたあの時のライブ後の電話は、彼の番を迎えることなく終わってしまったから。
悔しがるのは、せめてそれを聞いてからにしてほしいものだ。
私がやや不満げな声をだしてしまったからか、耳元で小さく笑う気配。
『ははっ、ごめんて。
______ほな、今聞かせてもらおうかな』
穏やかで、余裕のあるお兄さんのような、通常運転の彼に安心する。
______まず、一つはね。MCの時の貴方のそういう話し方に、「やっぱ好きだなあ」と思ったんですよ。
伝えたい感想はたくさんあって、だけど話すのが遅い私だと時間を取らせちゃうかな、なんていつもは心配するけれど。
今日はどうやら私に謝る電話だったらしいし、少しは目を瞑ってもらおう、かな。
16%. ワナビーライクユー / snr→←15%. 実はダサくてすみません / snr
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シオン - そ、そうだったんですね！続きが読めてとてもハッピーです！これからも幸せな2人のやりとりをひっそりと楽しませていただきます！ (2023年2月3日 19時) (
レス) @page46 id: 3ff5e2db98 (このIDを非表示/違反報告)
なん(プロフ) - 更新めちゃくちゃうれしい！くっついた2人がこれからどうなるのか楽しみです！！ (2023年1月31日 12時) (レス) @page46 id: 30f41c462b (このIDを非表示/違反報告)
ありぃ(プロフ) - (///◇///)ﾄﾞｷﾄﾞｷ (2023年1月30日 9時) (レス) @page46 id: a7d68907fb (このIDを非表示/違反報告)
打楽器(プロフ) - シオンさん» お久しぶりですすみませんでしたぁ(スライディング土下座)！！！ちょーっとプライベートが繁忙しておりました…うう………😭終わってないです！終わる時はあとがきまで書く所存なので！紛らわしくてすみません💦 (2023年1月29日 12時) (レス) id: fbabe361fc (このIDを非表示/違反報告)
シオン - ハッピーエンド？終わった、のでしょうか？（毎回トキメキ溢れ技させていただいてます）仕事終わりの娯楽の一つです、うまうま (2023年1月25日 20時) (レス) id: 3ff5e2db98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：打楽器 | 作成日時：2022年9月19日 10時
