12%. とくべつ / snr ページ17
＞センラさん、飲みに行きませんか
9月も終わり頃に来た、ゲーム配信以来、特に絡みのなかったAさんからの連絡。
彼女から誘いが来たのは初めてだし、それも��飲み��というのが少し意外だ。また何か、相談でもあるんやろうか。
＞ええやん、行こか
考たところで彼女の思考を掴むなんて俺にはまだまだ無理なので、これ以上深くは考えず、空いている日にちを返した。
*
「ええ感じの店やね」
「！ですよね！」
店を選んでくれると言う彼女の言葉に甘え迎えた当日。共有されたリンクが示す目的地に着けば、大衆過ぎず、けれど敷居も高すぎない、なんとも好きな雰囲気のお店だった。
「センラさん何飲みます？ハイボールたくさん種類ありますよ」とこちらにメニューを見せたり、テキパキと料理を頼んだりと、普段のおっとりした様子とはどこか異なる彼女に首を傾げつつも、「いいお店でテンション上がってるんかな」と片付けた。
「んん！これうまぁ〜」
「！__ふふ、良かったあ」
ソレ、センラさん好きそうだなって思って頼んだんです。
安心したような表情でそんなことを言われたので、つい箸から料理を取り落としそうになる。誤魔化しがてらなんで俺の好みがわかったのかと問えば、「ひきフェスの打ち上げの時、そんな感じのやつパクパク食べてましたよね？」と即答。
____よく見てんなあ。ほんで、なんも言わんとソレ注文してくれるって、できた後輩か。
「____センラさんはぁ、わたしの、あこがれなんです」
「………さっきも聞いたで、それ」
____酔ってんなぁ、これは。
なんだかんだ飲み食いして2時間弱。結局相談らしきものは出てこず、ゆるゆる会話をしているうちに、気づけばいつもより数段ぽやっとした彼女が出来上がっていた。
同じペースで飲み進めてくれるものだからつい杯が進んでしまったが、おそらくそこまで強くないのだろう。
「ひきふぇすで初めて見たとき、わたしびっくりしたんですよ。すごい、色々できる人がいる、って」
酔った彼女は、いつもより表情筋がほぐれているのかふにゃふにゃとした笑顔で。先程から繰り返し、「センラさんの何がすごいか」を語っている。シラフではないもののまだ酒に飲まれ切ってはいない俺は、どんな気持ちでこれを聞いたらええんや。
「そう言ってくれるんはありがたいけどなぁ、そんな凄いもんでもないで？俺は」
むず痒さへの照れ隠しと、本音と。
卑下するつもりは全くないが、俺は自分が��特別��ではないことを、知っている。
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シオン - そ、そうだったんですね！続きが読めてとてもハッピーです！これからも幸せな2人のやりとりをひっそりと楽しませていただきます！ (2023年2月3日 19時) (
レス) @page46 id: 3ff5e2db98 (このIDを非表示/違反報告)
なん(プロフ) - 更新めちゃくちゃうれしい！くっついた2人がこれからどうなるのか楽しみです！！ (2023年1月31日 12時) (レス) @page46 id: 30f41c462b (このIDを非表示/違反報告)
ありぃ(プロフ) - (///◇///)ﾄﾞｷﾄﾞｷ (2023年1月30日 9時) (レス) @page46 id: a7d68907fb (このIDを非表示/違反報告)
打楽器(プロフ) - シオンさん» お久しぶりですすみませんでしたぁ(スライディング土下座)！！！ちょーっとプライベートが繁忙しておりました…うう………😭終わってないです！終わる時はあとがきまで書く所存なので！紛らわしくてすみません💦 (2023年1月29日 12時) (レス) id: fbabe361fc (このIDを非表示/違反報告)
シオン - ハッピーエンド？終わった、のでしょうか？（毎回トキメキ溢れ技させていただいてます）仕事終わりの娯楽の一つです、うまうま (2023年1月25日 20時) (レス) id: 3ff5e2db98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：打楽器 | 作成日時：2022年9月19日 10時
