Story４ ページ7
部屋のドアを閉め、ふらりと壁に身を預ける。
胸に手を当てると、心臓が忙しく脈を打っていた。
「はぁ...はぁ...」
別に走った訳でも、緊張している訳でもない。
しかし、鼓動はなかなか収まらなかった。
〖はあああああぁぁぁ…〗
「…？今の…」
部屋から聞こえた、盛大な溜息。
恐らく、宇井特等だろう。
〖いや、気にし過ぎている私のせいでもあるんでしょうけど…本当にどうしたら良いんでしょうかあの子。喋ってくれなきゃまともに仕事できないですよね。〗
「………。」
悪かったなまともじゃなくて。
…私だってわかってる。このままじゃいけない事くらい。
だけど……
‶ズキッ"
暗い部屋。
埃っぽい空気。
厭らしく笑う………男。
「…ゔっ…ぅ…」
蘇った記憶に吐き気がこみ上げた。
立つのも儘ならなくなり、そのまま床にへたりこむ。
……何も知らないくせに。
頭に浮かぶのは、明るく笑うあの子の姿。
視界がぼやけて零れ落ちた。
「…ハイル…会いたいよ。」
何で…何で死んじゃったの？
私をわかってくれるのは、ハイルだけなのに。
私を…
「独りに…しないで…」
掠れた声は廊下の静寂に飲み込まれた。
吐き出した想いと共に。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
短いですね。
お話の進みクッソ遅いですね申し訳ないです。
あーどうしたらテンポよく進むのか…そしてそんなお話を書ける日はやってくるのか…
舞い降りろ…文才こっち来いや…
(謎の呟き)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
仄留(プロフ) - レイアさん» 文才だなんてとんでもない！！１話書くのに100回くらい見直さないと投稿出来ないヘタレなだけです…(^_^;)そのせいで更新速度が…すみません！！ (2016年3月14日 0時) (
レス) id: 276d13dd6b (このIDを非表示/違反報告)
仄留(プロフ) - 53@itumiさん» ハイルはこの時間軸の中だともう死んでるので、回想と過去話のみになってしまうかもしれないんですが…すみません更新頑張りますね！！！ (2016年3月11日 13時) (レス) id: 652b4e3491 (このIDを非表示/違反報告)
53@itumi(プロフ) - 続きがきになります！ハイルのこと書いてある小説が少ないので嬉しいです！ (2016年2月29日 18時) (レス) id: 56431d0d53 (このIDを非表示/違反報告)
レイア(プロフ) - 仄留さん» とても面白いです！文才、いと羨ましき……。私もこんな風に書けたらなぁとしみじみと思いました。応援してますよ！更新、頑張ってください！ (2016年2月29日 15時) (レス) id: 3681228ea6 (このIDを非表示/違反報告)
仄留(プロフ) - 社さん» すみません只今、絶賛執筆中です！！近いうちに更新いたしますのでもう暫くお持ちください！！！ (2016年2月22日 15時) (レス) id: cb5ecd7c71 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：仄留 | 作成日時：2015年10月29日 0時
