探偵チームＫＺ一週間お泊り編 (ページ10)

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黒「それは、わかったんだけどアーヤ。若武許してもらえるように取り合ってくれない？」

上「プッ・・・あいつ、正座させられてるぜ。」

翼「よし、撮るか。」

七「そうだな。」

みんな、面白がって挙げ句の果に写真まで取り出した。

私と、小塚くんはあとで何も言われないように黙ってたけど、若武が正座しているのが

あまりにも、珍しくておもしろかったので顔を合わせて笑ってしまった。

〜１０分後〜

若武は腕を回しながら、いかにも楽勝だったって感じで戻ってきた。

若「ふうー。疲れた。」

その後ろには、鬼のような形相をしたこっこが。

三「若武ぇ、わかったよねぇ。」

手には、ハリセンがある。

親友の私が言うのも何だけど、怖いです・・・。

ま、でも、若武呼びで敬語も使ってないから、仲良くなれたのかな？

黒「じゃ、次は自己紹介だ。若武から。」

若「おう。俺は、若武和臣。探偵チーｍ、モガァ！」

若武が探偵チームＫＺと言おうとしたところで、黒木くんが口を塞ぐ。

ほんとに、何言い出すんだか・・・。

上「上杉和典。」

なんか、だいぶドライというか・・・。

まあ・・・。

黒「俺は、黒木貴和。よろしくね。」

黒木くんは、こっこに微笑んだ。

でもその笑顔は、いつもと違って、ちょっと怖かった。

三「こちらこそよろしくね。」

でも、こっこは当たり前のように笑顔でほほえみ返す。

どちらも怖くて、二人の周りだけ冷気が流れているようだった。

小塚くんは、今の空気にしどろもどろした感じで

小「ぼ、僕、小塚和彦。よろしくね。え、と、こころちゃん？」

『ズキュン！』

ん？

誰のズキュンだろう？