続 ページ4
『天人は名を
お世話になったお婆さんに、迷惑を掛ける訳にはいきません。
私は婚約の承諾をする代わりに、兄に合わせてくれと、頼んだのですが、討兎は天人で、どうやら不法に地球に来ているようで、警察を頼ることは許さないと釘を刺されました。
お前の事は見ている、お前が私の事を通報しようものならば団子屋の命はない。我が星は技術には精通しているが、武力は皆無である。そんな星に産まれた我でも婆の首を折るくらい容易いのだと、人質を取られましては私は何もできません。
ですから、警察は頼れないのです。貴方達にお願いをしたいのです。どうか、お願いします』
少女は深く、深く頭を下げた。
｢銀ちゃんがやらないのなら、私がやるネ。お前の兄貴探してやるヨ｣
酢昆布娘が沈黙を破った。
｢名前、なんて言うアルか？｣
少女は感激のあまり言葉が出ない。
安心故に涙を流しながら、名を名乗った。
『土方.......土方Aです』
叫び声が万事屋を劈いた
｢オイオイオイ冗談じゃねーよ土方！？｣
店主は頭を掻きむしりながら叫んだ
｢土方さん妹なんていたんですね。全然知りませんでした｣
眼鏡の少年は驚いた様子でAを見て、
でも確かに言われてみれば土方さんの面影ありますよね。と笑った
｢探す必要なかったアルな。世界は狭いなんてよく言うアル。すぐに兄貴に会えるアルよ｣
にかっと酢昆布を食べる娘は安心したように笑った。
Aはひとり、理解のできない様子で首を傾げるのだった。
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さくらんぼ☆*.ﾟ︎ - 初コメ失礼します！このお話 最高です！続き気になります！更新頑張ってくださいね！！応援してます！ (2022年12月12日 0時) (
レス) id: def3760315 (このIDを非表示/違反報告)
薄良(プロフ) - お餅さん» うわあああ申し訳ねぇ.......細かい設定を忘れ去っていました。普通に主人公の年齢と合いませんね.......細かい年齢表記削除しておきますありがとうございます (2020年2月20日 0時) (レス) id: 38546ea573 (このIDを非表示/違反報告)
お餅 - あの…総悟が5歳のときって土方さんいましたっけ？土方さんが来たのって総悟が13くらいのときじゃありませんでした？違ったらすみません (2020年2月19日 18時) (レス) id: 436e739fd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄良 | 作成日時：2019年5月6日 0時
