第56回壁外調査12 ―5年前と同じ ページ12
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しばらくして、リヴァイとペトラが屋根の上にやってきた。
リヴァイは顔には出さないが、ペトラの顔を見ればすぐにわかった。
助からなかった…
「まだ巨人の数が多い。片っ端から掃討するぞ」
「「了解!！」」
リヴァイの言葉で、再び立体機動に移る。
巨人の動きを見つつ、必要なところへ増援に向かう。
それにしても、巨人の数が多い…
そんなことを思った。
Aが宙を舞う中、屋根の上に立ち、一方向を睨めつけるように視線を送っているハンジの姿が、ふと視界の中に入ってきた。
疑問に思い、リヴァイに視線を送ると、リヴァイの方も気づいたようだ。
二人でハンジがいる屋根の上へ、ストッと着地する。
「ハンジさん！どうかしましたか？」
「リヴァイ、A…！なんだか…巨人の様子がおかしいんだ。これは……」
ハンジの眼差しは真剣だった。
そして、緊迫した表情が見て取れた。
「…もしかして、5年前と同じ…」
「……え…？」
「おいメガネ。グズグズ言ってねぇで、さっさと結論を言え」
そんな時、前方、建物の向こう側から沢山の馬の足音が聞こえだした。
「……団長？」
そこには最前線にいて、ここにはいるはずのないエルヴィンの姿があった。
後ろには馬に乗った他の兵士達の姿もある。
「…エルヴィン！！」
ハンジはそう叫ぶと、地上へと立体機動で降りて行った。
リヴァイが軽く舌打ちすると、その後を追う。
Aもわけがわからないまま、後に続いた。
別の屋根の上にいたぺトラも、異変に気づいてこちらにやって来る。
「…エルヴィン！！もしかして、これは……」
切羽詰まった表情のハンジに、エルヴィンは頷いて見せる。
「…ああ。―――巨人達が、壁を目指して一斉に北上し始めた」
「…やっぱり、そういうことなのか…！！なんでまた、調査兵団がいないときに……ッ！」
エルヴィンとハンジの言葉のやり取りで、一気にその場の空気が重くなった。
「…えっ」と、ぺトラの口から声が漏れる。
リヴァイも険しい表情で、エルヴィンをじっと見据えていた。
Aには何とことだか察しがつかず、エルヴィンの言葉を待つ。
「5年前と同じ状況だ。多分……壁が破壊された可能性が高い」
エルヴィンが真剣な表情のまま、重い口を開くとそう言った。
「…え？」
壁が、
――――…破壊された…？
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第56回壁外調査13 ―この世界とは…→←第56回壁外調査11 ―嫁？
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沙羅(プロフ) - 罍罍さん» 通知が来てなくて、つい今しがた気づきました！！（泣）遅くなってしまい申し訳ありません！長い作品を読んで下さり本当にありがとうございます！エロカッコいい（//▽//）そんな兵長が大好きすぎます（笑）応援ありがとうございます！今後も精一杯頑張ります！ (2018年3月1日 23時) (
レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
罍罍 - 今、最初から全部読んでます！ヤバイ！！！！！兵長がエロかっこいいです(//∇//)！これからも頑張ってください！ (2017年12月31日 16時) (レス) id: 4203201650 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - りあさん» りあさん！こんばんは！なんと通知が来ておらず、今頃コメントに気づきました〜(T□T)もう一ヶ月も前ですね！？レス遅くなってすみません！この作品を読んで下さって本当にありがとうございます！コメも☆も心より感謝です！完結まで精一杯頑張ります(＞Д＜)ゝ (2017年4月21日 23時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
りあ - 沙羅さんこんばんは♪そう言って頂けて良かったです、余計なお世話だ~って言われたらどうしようかと…汗)自分だとなかなかこういうの気付きにくいですよね！読む側としては、読んで、コメして、お星様☆つけてというのがせめてものお返しなので♪今日、4読み終えました (2017年3月26日 22時) (レス) id: 33f147918f (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - りあさん» こんばんわ！早速修正しました〜ヽ(；▽；)ノ更新前にチェックしてるはずなのに、自分では気づかなかったリ、後々になって気づいたり…(T∀T)こうして教えて頂けるのはありがたいです！本当にありがとうございます！ (2017年3月25日 23時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
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